不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

武芸

受け身のこと

ここ数ヶ月、受け身について色々顧みています。受け身というと、技を掛けられた人が行う技法と捉えがちですが、当流では移動手段、武技の一環と捉えています。それだけに受け身の種類も大変多く、入門当初それらをマスターするのに四苦八苦したものでした。…

霜月二十八日稽古所感

久し振りの平日夜の稽古。いつも通り10分の坐禅。いつも前後にちょっとした禅仏教のネタ話をしている。武芸と関係あったりなかったり。武芸と言うよりは日々の生活に役立つ話にしようと努力している。 受身は前後の受身の左右が概ねできるようになってきた。…

霜月二十六日稽古所感

当日は第四週なので稽古は15時から。所用があってレンタカーがあったため、弟子を駅まで迎えに行く。稽古は通常通り10分の坐禅の後に受身。当流に於いて受身の要諦は単に技を掛けられた時の対処のみならず、移動の手段、武技の一部でもあるため、何はともあ…

霜月十九日稽古所感

とうとうもう1人が来なくなったので、結局またマンツーマンの稽古になってしまったが、そもそも継続する人の方が圧倒的に少ないので致し方なし(笑) 確かにもうちょっと人がいればなとは思うが。 通常通り最初に10分ほどの坐禅。たかが10分、されど10分、この…

平日夜の稽古をはじめる

武神館不動庵道場は今まで土曜日午後の稽古だけでしたが、去る10月25日から平日夜も稽古を行うことにしました。 利用している谷塚上町会館や門下生の都合で曜日は不定ですが、概ね月曜日~水曜日で、時間は19:30~21:30になります。今のところ参加者は一人二…

隙の糸

「鬼滅の刃」は日本中を席巻した作品ですが、剣術で鬼を倒すというのは武芸をしている人間にとってはなかなか面白いと感じるかも知れません。私も一応初回から全てのアニメは視聴しました。 その中で主人公竈門炭治郎がよく使う「隙の糸」という概念が大変興…

新たなる坐禅会

私が師事している禅の師匠が体調不良のため、止むなく坐禅会を閉会することになりました。無念残念としか言いようがありません。コロナ禍でほぼ開催できなくなった後の閉会ですからショックです。まあ、これも修行の一つなのかどうか。現在私は月2回ですが、…

道場の色

現在はコロナ禍で国際的な人の往来が制限されていますが、当流では毎日さまざまな国から同門が出稽古にやって来るので、大変国際的な組織ではあります。 かなりの割合で英語が通じるので共通語は英語ですが、たまに英語も通じない場合もあります。そのような…

自然な振る舞

私も長らく武芸者の端くれとして長年「強さ」に関するあらゆる事について考えてきましたが、その中のひとつが「自然さ」です。個人的にはブルース・リーの目にも止まらぬ攻撃速度には未だに憧れますが、同時に重歳してくると疑念が湧くのはそれは一体何歳ま…

武神館不動庵道場 定期稽古 220903

本日より武神館不動庵道場は通常の稽古を再開することに相成りました。 門下生は相変わらず1名ですが問合せがあったのが喜ばしく。 先ずは通常通り坐禅を15分。 それから受け身の稽古を一通り。休止中に弟子は苦手だった左後ろ受け身を特訓したようで取り敢…

リカバリー

今週辺りからコロナ禍前の生活リズムに戻すべく、色々模索を始めました。まずは坐禅、今まで朝は大抵行っていましたが、コロナ禍以後は毎日はやらなくなってしまった次第。特にロシアのウクライナ侵攻以後は色々思うこと多々ありすぎてとても坐る気分になれ…

専一ということ

専一:他を顧みず、ある物事だけに力を注ぐこと。 政府は大々的にアナウンスしていないようだが、去る4月6日に入国、帰国対象者への規制を大きく緩和した。私はテレビをほとんど見ないのでニュースになったかどうかは知らないが、ネットで検索しないと出てこ…

入門三十六年目

" data-en-clipboard="true">1986年2月22日は私が武神館に入門した日です。 " data-en-clipboard="true">それから早36年が過ぎました。当時と比べて格段に強くなった感じもしますが、同じぐらいに実は全然進歩していないのではないかと思うこともよくありま…

時季

時季を知るということです。人生に於いて何か変化がある徴を感じられる場面は少なからずあると思いますが、もしかすると多くの人はそれを見逃してしまい、或いは勇気を持てず放置、もしくは無視してしまっているのかも知れません。 私の場合は交友関係に変化…

武芸「で」学ぶか武芸「を」学ぶか

土曜日の不動庵道場の稽古の後に、弟子とコーヒーショップにて話したことです。現代に於いて、武技を正確に行える、武技がカンペキに使える、あるいは剣術に於いてきちんと正しく斬撃して巻俵を切り落とせる、というそれだけできても全然意味が無いばかりか…

不動庵道場の近況など

今年から武神館不動庵道場が開庵して、すでに3回ほど稽古をしてますが、思ったことなど。 稽古場を見つけ出すというのはこれがなかなか至難の業で、探してみれば町内会会館があったじゃないかとなりますが、そこに行き着くまでの努力というのは自分で誉めた…

不動庵 武録 開帳

前々からお知らせを載せていたように、去る8日から不動庵道場が開庵し、稽古を始めました。武道について拙い考えなどは引き続きこちらに掲載致しますが、道場における稽古などは以下に新規設置したブログに掲載致します。まだ人も少ないのでそれ程興味を引く…

主人公

土曜日に観賞した映画「エッシャー通りの赤いポスト」についてです。前のブログに書いたように、この映画は映画の中で映画を作っていくというプロセスを映画化したものです。多くの応募者から最終的には2名の主役が決まりますが、主役になれなかった人もエキ…

自らを勘定に入れる勿れ

私の禅の師匠が良く言う言葉です。「何かをするとき、自分を勘定に加えて物事を成すとたいていうまく行かない。」 「滅私奉公」とは戦時中に使われた便利な言葉ですが、出典は古代中国の書籍「戦国策」からです。戦国策という書籍自体、中国の春秋戦国時代に…

論語

昨今は「青天を衝く」で論語がクローズアップされていますね。とてもよいことです。 私が中国思想にハマったのは高校に入ってすぐでした。たまたま何気に読んだ守屋洋先生の中国武将列伝が大変面白く、そのシリーズ、説客、覇者、各列伝をすぐ読みましたが、…

これでいいのだ

人の多くの苦しみは「他人と較べる」事にあると言われています。「隣の芝は青い」とよく言われます。突き詰めて言えば自分の持つものさしで他人を測り、その優劣や善悪、多寡、美醜を判断して一喜一憂します。不幸は自分のものさしで測った価値観を絶対視し…

護身術と護心術

武道や格闘技を習って護身術にしようという考えがあります。私の体感ですが、多くの格闘技家、武道家の方でちょっと学んだ程度で護身術として使えると思っている人は少ないように思いますが、一般の方の中には最小限の費用と期間、努力で使えるようになりた…

指南について

先ほどWikipediaで合気道開祖、植芝盛平先生のページを読んでいたら興味を惹く事が記載されていました。それは植芝先生の教え方についてです。以下Wikipediaより一部抜粋。 「古典的な達人の教え方で、一度型を見せたら、同じ型をしない、弟子が見せても「結…

気を充たす

武芸をしている関係上、国内外の多くの他流の方と交流を持つことがあります。その中でいつもふと思ったことをひとつ。今まで時折思っていたものの、過去のブログを検索しても出てこなかったので書いたことがなかったかと思います。 どなたのことかというと合…

不動庵道場訓

来年からボチボチ弟子を取って指南をしようと考えてますが、追い打ちを掛けるようにまた出てきたコロナウイルスのオミクロン株が気がかりではあります。令和に入った頃から指南することを考えていましたが、指南の指針として、武神館道場訓とは別に当道場の…

道場訓

どの流派にもいわゆる道場訓なるものがあります。その流儀の根本的な思想哲学というのでしょうか。当流にももちろんあります。 武神館道場訓一、 忍耐は先ず一服の間とぞ知れ一、 人の道は正義也と知れ一、 大欲と楽と依怙地の心忘れよ一、 悲しみも恨みも自…

道場開設準備

来年1月から道場を開設するに当って、どうしても準備しておかねばならないものがあります。それは「マット」。当流ではかなり多種の受身があり、技を受けたときには頻繁に受身を使います。慣れてくればフローリングの上でも問題ないはずですが、初心者となる…

なんば歩き

先週の日曜日に1年ぶりぐらいに私が師事している老師が住職する横浜の禅寺に行きました。それ以前の坐禅会は昨年10月だったので1年以上ぶりです。 そこでとても嬉しい話を聞きました。現在、老師の御子息は今年の春から建長寺僧堂で修行してます。何年か修行…

心構え

前にも武道と格闘技の違いを書いたことがありますが、もう一つ。私は長年心掛けていることがあります。家を出る最初の一歩と家に入る最後の一歩の時には周囲に対して最大限の警戒をすること。今ではもうほとんど無意識レベルかも知れません(笑) 実際にそのタ…

私の師匠は技術者で、初めて会ったときは油と鉄粉が付いた作業着を着ていました。それは今でもよく覚えています。そしてその手も技術者らしく油や鉄粉で汚れていることが多かったのが大変印象的でした。その手で長いこと指南を受けています。 今私も機械メー…