不動庵 碧眼録

日々想うままに徒然と綴っております。

格闘技

恒常心

子曰、歳寒、然後知松柏之後凋也。 子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の凋むに後れるるを知る。 これは「論語」の中の子罕編の言葉です。私が結構気に入っている言葉でもあります。意味は冬になって寒くなってきて初めて、松や児手柏が緑の 児手柏 ままであ…

弱肉強食と適者生存

前のブログの続きです。伝統古流武術と競技総合格闘技の違いについて。 私個人としては双方の違いをこんな風に捉えています。 前のブログにも書いたように、双方を較べることにそもそも無理があります。強いて言えばそれは長さと重さを較べてどちらが大きい…

伝統古流武術と競技総合格闘技

最近ツイッターを眺めていて割と盛んなトピックがあります。ズバリ「スパーリング」(笑)スパーリングがない格闘はあり得ない、弱い、使えない。伝統古流の技は危険だからスパーリングはない。まあ、色々出てます。炎上されたら嫌なので、以下はあくまで私個…

迫り来るもの是あり

本日は色々あって今後の武芸について色々考えさせられるものがあった。私の入門時、私は16歳で先生は42歳、現在私は間もなく52歳で先生は78歳。宗家に至っては今年90歳になる。そして師事してから師弟関係は35年に及ぶ。 35年と言いながら、体感ではそんなに…

稽古の質

昨日、たまたまネットで戸田恵梨香さんのインタビュー記事を読みました。昨日最終回を迎えたドラマ「ハコヅメ」でダブル主演をしていましたが、実像もドラマの主人公に重なるものがありそうです。それで昨年結婚して夫が松坂桃李ですからやっぱりすごい女優…

万物流転ということ

20年ぐらい前のことだったでしょうか、ある命題に直面しました。一つは「伝統の形式は固持すべし、歴代の継承者たちが形成してきたものを『おまえら如き若輩』が易々と手を加えていいものではない」という考え。もう一つは「世は万物流転だから次々に変化し…

武道と格闘技の差

前にも書きましたが、また書き足します。最近はあまりやらなくなりましたが、20代の頃はよく複数と対峙する稽古をしたものです。1対複数です。1対4というのもやったことがあります。丁度士導師(先生)の段位を拝受した後ぐらいでしたでしょうか。もっと凄か…

残心

大辞泉より武芸で、ひとつの動作を終えたあとでも緊張を持続する心構えをいう語。剣道で打ち込んだあと相手の反撃に備える心の備え。弓道で、矢を射たあとの反応を見きわめる心の構え。 合っていますが合ってません。武芸の心得がない人が書くとこうなるんで…

伝統と現代の間

私は武神館という武門の末席を拝しています。ネットやテレビでご覧になった方も多いと思いますが、海外から長期短期でやってくる門下生が大変多い流派です。私も数えたことはありませんが、今まで来日して私と交流を持った海外門下生はたぶん少なくとも50ヶ…

「早さ」と「速さ」

「早さ」と「速さ」は違います。語学的に言えば「早さ」は「速さ」の上位概念です。「速さ」は速度に対する形容表現であり、「早い」はそれ以外の概念に対して用いられます。武芸に於いてもこの2つの概念について、よくよく検討すべきかと思います。 例えば…

副業と体術と

武芸をしている方々は皆同じだと思いますが、日常他の人の姿を見るとその人の姿勢や動き方にいちいち注意を払います。ほとんど病気です(笑)武芸と言わず肉体労働を長年やっている方や60歳以上ぐらいの年配の方に較べて、最近の若い人たちの姿勢や体の遣い方…

武道と格闘技

武道と格闘技という語はあるものの、実はそれ程明確な境界線があるわけではありません。明確な部分とそうでないものがあるという意味でしょうか。客観的にも違えば主観によっても違うという意味もあります。実はこれに関しては国語辞書でもずいぶんといい加…