不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

神無月三十一日稽古所感

昨日の稽古も1名(笑)
ま、増えてきたらマンーマン指導もできなくなると思い、今だけできる指導を心掛ける。
夜の稽古は時間的な制約や平日ということもあって比較的軽めの稽古にしている。
なにせマットの出し入れだけでも2人で行うと結構時間がかかるので。

昨日は組み手からの崩し。これは先週私が通う道場で行ったもの。
でしにはあまり技の手順については細かく指導しない。
間合と拍、下半身の安定や最小限の動きについて細かく指導している。
理由は動きの手順は動画や伝書でも確認できるため。

また、昨日から動画撮影も許可した。
私はどちらかというと動画を使うことには否定的な方だが、マンツーマンであることや時折自分でも見られることを考えて試験的に導入した。
要は動画を稽古に利用する場合の弊害をよく知っておくことが肝要だということ。
その上で利用すれば動画を見ることの利点は大きい。

最初の崩し技は上手く行えればほとんど相手を支えたり手を添えているだけで相手を投げることが可能だが、自分の都合のよいように無理に引いたり押したり、自然ではない方向に投げようとすると技は掛からない。

また、相手に感じることができない歩法、足捌き、体移動をすることが肝要と何度も言うがさすがにこれはすぐにはできない。

昨夜は久し振りに自分の動きを動画で見たが、イヤイヤまだまだ。個人的に理想的な動きは受けが何をされているのか把握できぬままに倒されること(これは及第点になりつつある)、第三者から見ても何をしているのか全く分からない動きがよい。まだまだ私の動きは悪い意味でよく見えてしまうことがある気がする。

2本目は行き違いの応用。相手がすれ違いざまに胸ぐらを掴もうとするときに掛ける技。
これも間合と拍子、正しい方向が重要。特に相手の腕を振るのではなく、相手の腕で振り、相手の体幹を崩すことが肝要。なかなかこれが難しい。私は長モノ武器に例えて説明したが割と理解できたようだった。

令和五年神無月三十一日
武神館 不動庵道場
不動庵 碧洲齋

富士山麓白糸の滝

武神館 不動庵道場
【日時】毎週火曜日:19:00-21:00, 土曜日:14:00-17:00
【場所】峯町会会館:埼玉県川口市峯999-1
【アクセス】東武スカイツリー線 草加駅西口
東武バス 川11にて約15分
バス停「貝塚」降りてすぐ。
駐車場あり。
入門希望者・興味ある方はご連絡ください。