不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

将来の夢

50を過ぎてこんな事を言うのも恥ずかしいのですが、将来やってみたいと思っていることは幾つかあります。それらは別段大それた事でも大変お金の掛かる大事業でもありません。 その中で是非やってみたいのは「四国八十八ヵ所巡礼」です。日本で一番有名な遍路…

戦争のリアリティー

「戦争体験者の話を聞く」今となってはこれは「戦時中に生存していた人たちの体験談を聞く」ぐらいの意味になっているように思います。先の大戦当時に実戦に参加した人が20歳だったとしたら、現在は96歳、士官学校などを出て、数年従軍したというレベルの士…

一坐の功をなす人も

普通、臨済宗の寺で坐禅が行われるとき、坐った後にふたつほど読経します。一つは般若心経、これは禅宗全てで読まれます。そしてもう一つが「白隠禅師和讃」というお経。これは臨済宗中興の祖、白隠禅師が在家のために書いた和讃で、江戸時代の日本語読みで…

10の質問に答えてみた

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ”不動庵 碧洲齋”は私の庵号と武号。酉年生まれなので守護本尊が不動明王。はじめて禅の手ほどきを受けた寺の名前も不動寺。なので道場名として不動庵道場…

道場訓

どの流派にもいわゆる道場訓なるものがあります。その流儀の根本的な思想哲学というのでしょうか。当流にももちろんあります。 武神館道場訓一、 忍耐は先ず一服の間とぞ知れ一、 人の道は正義也と知れ一、 大欲と楽と依怙地の心忘れよ一、 悲しみも恨みも自…

道場開設準備

来年1月から道場を開設するに当って、どうしても準備しておかねばならないものがあります。それは「マット」。当流ではかなり多種の受身があり、技を受けたときには頻繁に受身を使います。慣れてくればフローリングの上でも問題ないはずですが、初心者となる…

なんば歩き

先週の日曜日に1年ぶりぐらいに私が師事している老師が住職する横浜の禅寺に行きました。それ以前の坐禅会は昨年10月だったので1年以上ぶりです。 そこでとても嬉しい話を聞きました。現在、老師の御子息は今年の春から建長寺僧堂で修行してます。何年か修行…

アドルフ・ヒトラー

先ほどなにげにアマゾンプライムで映画「帰ってきたヒトラー」という作品を観ました。2014年ドイツで作られた作品です。名前は知ってましたが実際に観たのは初めてでしたが、かなり衝撃的な作品でした。 単純にヒトラーが何らかの理由で現代にタイムスリップ…

心構え

前にも武道と格闘技の違いを書いたことがありますが、もう一つ。私は長年心掛けていることがあります。家を出る最初の一歩と家に入る最後の一歩の時には周囲に対して最大限の警戒をすること。今ではもうほとんど無意識レベルかも知れません(笑) 実際にそのタ…

私の師匠は技術者で、初めて会ったときは油と鉄粉が付いた作業着を着ていました。それは今でもよく覚えています。そしてその手も技術者らしく油や鉄粉で汚れていることが多かったのが大変印象的でした。その手で長いこと指南を受けています。 今私も機械メー…

「庵」に想いを込める

私が主催する道場の名前は「不動庵」と言います。 私の生まれは酉年で酉年の守護本尊は不動明王です。 また、私が初めて禅の手ほどきを受けたのも不動寺です。 ということで縁がある不動明王尊から不動を頂きました。 「庵」の定義は「建物の名称で、風流人…

母の命日

そういえば本日は母の命日でした。1999年11月4日の夕刻か夜だったでしょうか。昭和15年11月12日生まれで享年57歳でした。あと数日で58歳でした。そうすると23回忌になるでしょうか。戦時中に祖父が戦死して、戦後は大変貧しい暮らしをしていましたが、よく祖…

武神館 不動庵道場 開庵

この度、稽古場所の確保と相成ったため、来年辺りから道場を開いて稽古を始めようと思った次第です。とは言ってもまだ弟子もいないのでしばらくは独り稽古になるかと(笑) 一応毎週土曜日の13時から15時を予定してますが、時間は13時より遅くなるかも知れませ…