2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
天機 機械の「機」という漢字はもともと石弩(ボウガン)の引き金部分の構造を指し示していた象形文字から来たものだそうです。弦をギリギリ引き絞った状態からほんのちょっと指を引くと矢が打ち出されます。そういうちょっとした事象を英語で言うところの「…
子曰、歳寒、然後知松柏之後凋也。 子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の凋むに後れるるを知る。 これは「論語」の中の子罕編の言葉です。私が結構気に入っている言葉でもあります。意味は冬になって寒くなってきて初めて、松や児手柏が緑の 児手柏 ままであ…
英語ではバカに相当する代表的な語が三つあります。silly, fool, stupidです。多分耳にしたことがある人は多いと思います。日本では例えばバカとアホの用例は東西では逆で、東京であれば「バカ」が軽い意味で使われ、大阪では「アホ」が軽い意味で使われてい…
私の部屋の前にはキンモクセイが植えられていて、先日までいい香りがしていました。私は10月生まれなので秋という季節やキンモクセイの香りに何か懐かしい感じがします。 キンモクセイは世界でも有数の良い香りを放つ樹木だそうです。 最近知ったのですが、…
金曜日で52歳になってしまいました・・・。心はいつも若者のように心掛けてはいますが、日々健康への注意喚起が増えてきている気がします。先日寝違えた首がいつまでも痛いのですが、ちょっと前までだったら1日もすれば大抵自然に治りました。 新たな決意と…
前のブログの続きです。伝統古流武術と競技総合格闘技の違いについて。 私個人としては双方の違いをこんな風に捉えています。 前のブログにも書いたように、双方を較べることにそもそも無理があります。強いて言えばそれは長さと重さを較べてどちらが大きい…
最近ツイッターを眺めていて割と盛んなトピックがあります。ズバリ「スパーリング」(笑)スパーリングがない格闘はあり得ない、弱い、使えない。伝統古流の技は危険だからスパーリングはない。まあ、色々出てます。炎上されたら嫌なので、以下はあくまで私個…
天の時、地の利、人の和というのは古代中国からよく言われているツキが回ってくるための三大要素です。こんな言い回しにはなってますが、古今東西、普遍的な定義のように思います。 孟子はこう言ってます。「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず…
先日たまたまふと思ったことをフェイスブックに英文で書き込んでいたところ、とある単語に躓きました。それは・・・ 「本分」 武士の本分とかに使う、あの「本分」です。じつはこれ、英語にはない単語です。ジーニアス和英辞典によると・・・ons's duty...(…
本日は色々あって今後の武芸について色々考えさせられるものがあった。私の入門時、私は16歳で先生は42歳、現在私は間もなく52歳で先生は78歳。宗家に至っては今年90歳になる。そして師事してから師弟関係は35年に及ぶ。 35年と言いながら、体感ではそんなに…