不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鬼はいずこに

今年は「鬼滅の刃」が日本国内のみならず、アジアを中心に遠く西洋にまで影響を及ぼしているようで、驚いています。 一風変わった鬼退治の話ですが、成敗される鬼にもそれぞれ深い事情があって、同情すべき点も多く、実際主人公の竈門炭治郎くんは本当にこの…

一芸は万芸に通ず

流行に乗り遅れまいと、先日アマゾンプライムビデオで「鬼滅の刃」を視聴しました。個人的にはまずまず面白かったと思った次第ですが、その中で1人のキャラに注目しました。 それは・・・我妻善逸くん(笑)・・・ 鬼殺隊の隊員は皆、複数の技を駆使して鬼を撃…

古の音

私はよく、古の音に思いを馳せることがあります。 と言っても音楽とかではなく、日常生活で発生する普通の音、雑音の類です。 現代の社会生活からあらゆる機械音を差し引いたら江戸時代と同じ生活音になるかと言えば否です。多分全く違います。現代の私たち…

言霊

勤めている会社に1人の社員がいる。 比較的よく同じ場所で働くのだが、いつも 「あ~忙しい忙しい」 「なんでこんなにやることが多いんだ」 「ホントに休む間もない」 「全然手が回らないよ」 「毎日毎日ストレスがたまる」 などなど、ひっきりなしに口にし…

極める

最近、稽古に於いて想うところがある。 段階を踏んで稽古をせねばならないのは言うまでもないが、その人の資質を大成させる要素はこれではないかと思うものだ。 それは 「いち早く死ぬまでに到達すべき境地を理解し、明確にし、それに到達するための手段や理…

流水の如く

武芸と格闘技の優劣を論じるのは全く以て意味が無い。 それは例えば車の世界でF-1と乗用車、どちらが「いい車」かを論じているようなものであるからだ。 ちなみに流派の優劣も意味が無い。ホンダが良いかトヨタが良いかなど、人それぞれだからだ。 格闘技に…