不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

肇めと初め

昨日23日は息子と皇居に一般参賀に行って参りました。 去年は米国同門も連れて行ったのですが、彼は大変感激していました。直に天皇陛下のご尊顔を拝することができる貴重な機会なので、行ったことがない方、是非一度は行ってみて下さい。皇居内も普通は入れ…

紙と中国

私が中国史にハマッタのは今から30年前、高校生になったかどうかという辺り。 中国文学者として高名な守屋洋先生の著書「中国武将列伝」を読んだときでした。 以後、取り憑かれたように中国史と諸子百家を読み漁りました。 高校生には徳間書店の箱入シリーズ…

人を察するということ

先日、独逸同門から依頼を受けて道場名を創作しました。 基本、武号とか道場名というのは重要なものなので私のような下っ端如きが考えるものではなく、宗家やもっとエラい古参師範とかにお願いするのが筋ですが、友情を感じたり恩義に感じたり、考え方に感じ…

通名というのかニックネームというのか

ご存じの方も多いかと思いますが、日本以外の東アジア人、中国、韓国、台湾では英名、イングリッシュネームを使う人がとても多い。どのくらい通用するのかはよく分かりませんが、米国に留学していたときや豪州に赴任していたときの感じでは7割以上はイングリ…

新日本だけは「ない」

駅名によく「新越谷」とか「新大阪」というのがあります。 地名でも「新田」とかニュータウンなんちゃらというのもあります。 世界を見渡すと似たようなのはたくさんあります。 ニューヨーク、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューハンプシャーは米国の…

ナッツ・リターンに思うこと

ナッツ・リターンで日本が湧いている感じがします。 ま、選挙の方が重要でしょうか。 大韓航空の趙顕娥副社長さんが、たかだかナッツの出し方を間違っていたぐらいで激怒して飛行機を引き返させたという、ちょっとドラマのような話しです。結局、その副社長…

今朝見た、強烈な夢・・・

45年生きていて初めて、夢の中に畏れ多くも「天皇陛下」がお出ましになりました。 いや、朝起きてしばらくドキドキしたまま。 妙にリアルで、高貴な人が付けているお香の残り香までまだ漂っているような感じ。 どんな夢だったのかというと・・・ なにやら山…

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 感想

日曜日は臘八坐禅会最終日に先駆けて、朝から映画を観に行きました。 タイトルは「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」文字通り息子と一日千秋の思いで待っていたという感じです。 チケットは甲冑仲間の友人夫婦が取ってくれたものです。毎度ながら感謝に堪えず…

平成二十六年度 臘八坐禅会 七日目 所感

昨日は臘八坐禅会の最終日でした。 最終日にはおでんが振る舞われます。 最終日と言うことで昨日はレンタカーを借りました。外国人同門と秩父の宿坊で知り合った禅友も乗せるので借りたのですが、結局禅友と息子で行きました。 往路、息子は興奮しながら言い…

平成二十六年度 臘八坐禅会 六日目 所感

現代の文明の利器は、何がどう弊害なのか色々考えてみるとこれはまず一つに尽くように思います。 「何でも簡単に手に入る」 例えば服。150年ぐらい前までは原材料を揃えて機織りの準備をして、それから機織りをしますが、少し勉強して知った限りでは、機織に…

平成二十六年度 臘八坐禅会 五日目 所感

これは本当にあった話です。 現在の鎌倉建長寺の管長を務められている吉田正道老師から私の師にされた話しです。 あるクリスチャンの女性がいて、毎日毎日真摯に祈っていたところある日突然、何か不思議な感覚を感じて周囲のもののみえ方が変わったという体…

平成二十六年度 臘八坐禅会 四日目 所感

「息をする」と言います。 感じでは「自らの心」と書きます。 「いき」は古代大和言葉では「い」「き」ですが、「い」は英語で言えば "life"、「き」は "power" に該当すると言うことを聞いたことがあります。だから例えば「いのち」は"The power of life"で…

平成二十六年度 臘八坐禅会 三日目 所感

私は学習する理由を息子に尋ねられるとき、よく言う喩えがあります。 それはなるべく大きい尺度を持つため、と言います。 筆箱に入る15センチ定規ではその長さのものしか計れません。 30センチ定規でも計れるものは限られます。 工事現場で使われるメジャー…

平成二十六年度 臘八坐禅会 二日目 所感

私と息子はなかなかのSFファンで、中でもスタートレックにハマってます。 大宇宙を駆け巡る美しいスターシップたちを見る度に、未来に希望を持ちますが、それはもちろん私の息子への目論見でもあります。 このままいくと未来はあまりバラ色とは言い難い。し…

平成二十六年度 臘八坐禅会 初日 所感

臘八大接心(ろうはつおおぜっしん)という行事が臨済宗にあります。 12月1日から8日の朝までを指しますが、その所以はお釈迦様が12月1日からブッダガヤの菩提樹の木の下で坐禅を始め、8日の早朝、明けの明星を観て悟ったことから、これを祈念して臨済宗の各…