不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

私が見たロシア人 弐

当流に入門後、幾人かのロシア人たちと会ってきました。中には特殊部隊の方もいました。それまで私が想像したロシア人は大方「ランボー」かハリウッド映画の悪役でしたが、意外に気さくであったのには驚きでした。まあ、真面目というのはそのままでしたが。 …

私が見たロシア人 壱

ロシアに限った話ではないのですが、私はつくづく「入ってくる情報はベクトルがかけられているなぁ」と思います。これは特にIT社会になってから強く感じます。 例えば日本では毎日殺人事件が何件か起きています。IT社会故にそういう情報は早く正確にニュース…

人と人間

辞書で「人」と「人間」を調べるとこんな風に出てきます。(国語辞書:大辞泉) 「人」 1 動物分類学上は、霊長目ヒト科の哺乳類。直立二足歩行し、手で道具を使い、大脳はきわめて発達し、複雑な言語をもつ。多様な文化を伝承し、地球上で最も栄えた文明を…

私が見た豪州人

オーストラリアというと太平洋の反対側で日本からかなり遠いと感じるかも知れません。現実に最近私が良くロシア・モスクワまでが10時間弱に対してシドニーでも10時間以上かかります。観光としての対象であることが多いと思います。しかしオーストラリア人は…

私が見た米国人 弐

壱で紹介したように、アメリカ人の全部が国際的、善男善女ではありません。結構適当で、低所得層では日本と比べものにならないほどの悪辣な人もいます。 ただ、間違いなく言えることは日本人よりも遥かに能動的であること。「自分のことは自分で」自主自立の…

私が見た米国人 壱

私が初めて行った外国は、米国でした。もう20年以上も前のことです。 行った先は中西部カンザス州。今でもそこを正確に指させる日本人は少ないと思います。 米国人と膝を交えて話すようになったのは1986年頃からでした。 日本人がイメージする米国人はどんな…

ウォール・マリアを突破された!!

あ「進撃の巨人」ではありません。うちのパソコンのことです。 ロシア旅行から帰ってきてから今日まで色々試しましたが、結局ウィルス感染は駆除できませんでした。我々は敗北をしたのだ・・・。仕方ないので今日、とうとうリカバリーをかけます。 覚えとし…

ペットについて

我が家では私が生まれて以後、ずっと動物を飼ってきました。私が生まれてから15歳までは柴犬。その後、私の留学中まで猫。留学中に両親がシーズーを飼ったのですが、私の帰国後まもなく交通事故で死亡。その2年後にまたシーズーを飼いました。そのシーズーは…

最近ちょっと思うこと

昨今、国際社会についてとても違和感を覚えることが多々あります。私が現実に接していることと、ネット上でのコメントの感覚にズレを感じます。これがいい意味でずれていたらいいのですが、実際はそうではない方向に爆走!のような感じがしなくもありません…

頭のいい人について

こういう事を書くか否か少々悩んだのですが、なかなか興味深い、かつ得難い体験であり、かれこれ14年近く過ぎていることから、書いてもよかろうと思い立ちました。 私が留学から帰国して最初に正社員として就職したのは日本語学校(会社)でした。 そこでは…

核兵器に想う

毎年のことですが、前の戦争や原爆について書いてしまいます。 日本人の大半は核兵器を使用した場合の悲惨さを強調したいと思っている人が大半だと信じます。もちろん、核兵器を使わなくても戦争はしてはならぬとか、一歩譲って原子力の平和利用は仕方がない…

宇宙、それは人類最後の開拓地である

これはかの有名な「スタートレック」のオープニングのナレーションですね。 私はこれを英語でうまく言えるように練習したものです。 私の世代だけではないと思いますが、宇宙がとてもロマンをかき立てる場所には違いありません。アニメでもSFでもドキュメン…

モスクワの地下鉄

ミもフタもないタイトルですが、その通りです。 モスクワという都市は実はかなり巨大で、面積は2,511km2(東京都は2,189km2)、人口は11,503,501人(東京都は13,269,061人)と、市のくせに、我が国の首都に匹敵する規模を誇ります。言うまでもなく欧州最大の…

要らぬもの

ロシアに観光で行く人はここ最近では増えてきたとは言え、ビザ取得という面倒な手続きがあることからなかなか敬遠する場所の一つではないでしょうか。ビザ取得のための書類を揃えるのも個人ではなかなか面倒です。噂によると、今後はビザの取得方法が簡易に…

「それ」に居着くべからず

今回の露国訪問時でのこと。 私は5.6人の友人と長距離列車に乗るため、たまたま駅近くの食料雑貨店の前にいたのですが、そこで偶然にも長モノ武器を複数と木刀とおぼしき武器、大きなバッグを担いだ同門武友が食料雑貨店から出てきました。 傍目なので少々無…

世界に向かって語る理由 弐

祖母は今の高崎市の貧農の娘でした。そこを取り仕切っていた庄屋の二男坊か三男坊と恋仲になり、浅草に駆け落ちしたそうです。浅草では鼻緒を作る職人になりました。 戦争が始まっても祖父はやや身体が弱かったため、赤紙は来なかったのですが、1944年初頭に…

世界に向かって語る理由 壱

本来は8月15日に書きたいのですが、あいにく当日は息子と海外旅行を満喫(・・・でもないか)しているので、少々重いことは行く前に書いておこうと思います。まあ、旅行中もパソコンは持って行きますから色々旅行については書きますけどね。 日本では先の大…

「大和の民」であること

本日は広島に原爆が落とされた日。 人類が最初に核兵器を使ってしまった日。 科学の暗黒面の蓋を開けてしまった日。 東西冷戦時代ほどの深刻さでないにしても、世界にはまだ、人類を何度も絶滅させるに十分な核兵器が温存されています。 逆に言えば、戦場が…

平和の作り方

昨今のネット上を読み歩いていると、どうにも不毛な発言が目立ちます。特に中国や韓国に対する非難合戦は全く以て日本人の品位を下げている以外に決定的な影響を感じません。例えばそもそも世界では日韓の非難合戦などかなりのローカルな出来事、あまりニュ…

人間社会と自然の距離について

この文は昨日から書いて今朝方FBに英文でコメントしたものですが、日本語でも書いてみたくなりました。こちらは日本人向けに多少アレンジします。 先日、ミクトモさん親子に誘われて息子と共にクワガタ捕りに行った折、ふと思い付いたことです。日本人と欧米…

口を開くときは北京の中心にいるつもりで!

政治的な話しはしばらく書きたくないと言ったのですが、気が変わりました。取りあえず書かねばならないと思った次第。 先日の麻生副総理の発言。全文は最後に記載しますのでご覧下さい。 副総理が言った内容自体は概ね歴史的事実に基づいているようですが、…