不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

望みを抱いて

私が卒業した高校は入学時はまだ創立されてから7年ぐらいでまだ新しかったのですが、校舎にこのような言葉が掲げられていました。 「望みを抱いて喜び艱難に耐える」 出典について一度だけ校長が言及しただけでしたが、とても印象深かったので良く覚えていま…

小幡さくら祭り

昨日は群馬県甘楽町の小幡さくら祭りに同門と参加して参りました。あいにく桜の開花が間に合わず、桜なしの祭りでした。残念。去年やコロナ禍前のここ最近の祭りでは大抵咲いていたのですが、久々の空振り。しかしながら気温は高めで甲冑装備を終えたあとは…

歩く

昨日、いつも座禅会で通っている禅寺に徒歩でチャレンジしてみました。やはり日頃から足腰を鍛える機会が少なく、たまには長距離を歩いてみようという考えでした。家から寺までは約12キロあります。いつも使っている原付ですと30分足らずです。行程の7割近く…

継続すること

昨晩の稽古の折、弟子と話した内容です。私は20代の頃、海外留学や海外赴任、地方赴任のため何度か全く道場の稽古に参加できなかった時期がありました。20代というと一番の伸び盛りですからストレスがたまります。仕事でもストレスを抱えていましたが、とに…

久々のスマホ代替わり

最近、スマホの充電があまり安定せず、しかも電力消費が早く1日ちょっとしか持たなくなってきたので久し振りにスマホを変更しようと思い立ちました。 ガラケーからスマホに替えたのは2016年3月、最初の機種は富士通アローズでした。しかしながら2年経つか立…

師走

週末、いつも坐禅会に行っている寺に宿泊して作務を行いました。普通はなかなか寺に宿泊する機会はないと思いますが、禅僧の生活の一端を知ることができます。広大な境内にある庭の手入れや墓地の清掃、大きな坐禅堂の掃除など、なかなかハードな仕事が多く…

断じて行えば

「断じて行えば鬼神もこれを避く」これは中国春秋戦国時代でよく使われた諺です。諸子百家の書物や史書によく出てきます。一大憤志を以て決死の覚悟で行えば、鬼神すらそれを恐れて妨害しようとは思わなくなるという意味のようです。当時流行した諺だったよ…

ミハイル・ゴルバチョフ

最近色々とロシアについてふり返ってみました。私が高校時代に「冷戦の敵側」であるソ連に興味を持ったのはもちろん、あちら側に一風変わった政治家が登場したからでした。ミハイル・ゴルバチョフ氏です。1985年のことです。今までのソ連の政治家とは一線を…

コロナに罹った

先週の水曜日3月6日、帰宅前後に熱があるのを感じて帰宅後に薬を飲んですぐに寝たところ、翌朝には平常だったのでそのまま出社。ところが夕刻からまた熱が出てきた感じがしたので退社後にクリニックに直行しました。で、検査をしたところコロナ陽性、コロナ…

宿命と運命

私は割と宿命を信じています。人には必ず何かしらの宿命があると信じています。いや、生きとし生けるすべての生き物のみならず、自然、人工を問わず作られたものにすら宿命はあると思っています。それは決まった何かの姿や形になるべきものなのか、何かに作…

小我のものさし

昨今よく「○○ガチャ」という言葉が使われます。よく聞くのは「親ガチャ」でしょうか。つまり自分の才覚や努力では到底埋めることのできない格差が誕生時にすでにある、という意味だそうです。大会社社長の子供として生まれた場合と、ギャンブルばかりする親…

一旦戦起こらば

最近、息子に尋ねたことがあります。もし敵が日本に侵略してきたらお前はどうするか?息子は少し考えてから「戦は無意味だからオレは逃げる」と言いました。最初は少し驚きましたが、実のところそれが一番よい選択のように思いました。私は武芸に志してから…

ロシア市民が政治を語る

私はコロナ禍以前に毎年来日していたロシア人同門とよく政治の話をしていました。何度か訪露した折にもよく政治の話をしました。そこで感じたことです。一部過去のブログと重複すると思います。 私が話した感じです。多分一般的なロシア人の多くは我々が高校…

SHOGUNを観て

今朝、ディスニー+独占放送中のリメイク版「SHOGUN」を視聴しました。 旧作は部分的にしか覚えてませんが、小学生が観ても何かちょっといびつな日本文化、歴史が描かれていて何か気持ち悪いものを感じていました。そしてこれがその時西洋人が知っている日本…

ウクライナ侵攻3年目

今年の2月24日でロシアによるウクライナ侵攻が2年となり3年目に突入しました。正直ここまで長引くとは思いませんでした。何と言ってもウクライナはロシア民族発祥の地とも言われていますから、親戚のような国です。互いによく知った知人友人家族が住んでいる…

自我地獄

我が家には可愛い三毛猫がいます。食べる時は食べるに成り切る。寝るときは寝るに成り切る。毛繕いするときは毛繕いに成り切る。鳴くときは鳴くに成り切る。猫に限らず動物は心ここにあらずという状態で何かをしないと思います。「心ここにあらず」があった…

天象常ならざれば

昔から中国では天候を以て天意としています。希有な天象が現れたときはそれを以て吉凶を占いました。 私の人生でも主なターニングポイントにはよく雪が関連しているように思います。1986年2月22日土曜日、私は春日部武道館にて爾来38年師事することになる先…

未だ燃ゆる魂

本日は久々に日本武道館で行われる恒例の古武道演武大会を見に行きました。今年は日本古武道協会設立45周年記念、回数としては第47回を数えるそうです。 今年は35流儀が参加しました。少々残念なのはいつも大トリの鹿島香取のうち、鹿島新当流が参加しなかっ…

一枚で隔てる

私が通っている禅寺では老師が住職をされていて、雲水さんが常に5,6人以上もいる大きな寺です。坐禅をする場所も立派な禅堂で、どこかの大本山の僧堂の写しとか言っていました。そのように素晴らしい環境で坐禅ができる寺はそうそうないと思います。 通常の…

祖国を想う心

今年の正月は記録に残る最悪の事故と災害が重なりました。ひとつは日本航空166便と海上保安庁の航空機接触事故。もう一つは能登半島大地震。幸いにして前者はあれほどの大事故だったにも拘わらず、たった18分で400人近い乗員乗客を無事脱出させることに成功…

坂の上の雲

先週からNHKオンデマンドでスペシャルドラマ「坂の上の雲」を視聴しました。元々はスペシャル大河ドラマと名付けられる予定だったようなので、テイストは大河ドラマそのものです。 2009年から2011年まで足掛け3年、1話90分で13話が放送されました。普通の大…

晩秋に想うこと

何か艱難に遭遇したとき、あなたはそれが起こった因縁についてどのように捉えますか? 人心に潜む悪魔の所行か。偶然を装う天意の試練か。 艱難そのものに実は大した意味はないかも知れませんし、どう捉えてもその艱難自体は変わりませんが、それをどのよう…

ネバーランド

と言っても別に「ピーターパン」の話しではありません。何かというと「~ねばならない」を多用する人たちのことです(笑)ただ「ピーターパン」に出てくる「ネバーランド」の住民は歳を取らないという辺りは比喩としては似ているかも知れませんが。 私は個人的…

パリピ孔明最終回

先ほど「パリピ孔明」最終回を視聴いたしました。なかなか胸打つものがありました。私はかれこれ40年近く諸葛孔明を尊敬してきましたから、こんなあり得ないフィクションドラマでも感銘を受ける方です。アニメはサマーソニア前で終わってしまいましたが、ド…

霜月二十二日稽古所感

「流技」とはは私が便宜的に付けた造語です。ネットで検索しても武芸に関して上記の単語はほとんどなかったようです。文字通り「技を流す」稽古です。別にこれは私のオリジナルではなく、昔から行われていた稽古方法です。普通に互いに、或いは片方が連続し…

壮麗な宮殿に名君は居ず

昨日は久し振りに禅友たちと会って食事をするために新宿方面に出ました。西新宿方面、甲州街道沿いにあるウイグル料理店が集合場所でした。私は他に用事があったので都営大江戸線の都庁前から歩いたのですが、夕日に映える東京都庁の壮麗なこと、しばし感嘆…

ゴジラ -1.0

短期間に同じ映画を2回も観るケースは滅多にありません、もちろん。しかしこの「ゴジラ -1.0」はそれ程までに大変面白い作品でした。実写、アニメ問わずゴジラ映画の中では多分一番おもしろかったと思います。ストーリーがゴジラでなくとも楽しめる作品とい…

霜月十八日稽古所感

弟子と稽古するときは、若干強めに投げ飛ばします。当然ながら弟子は普通に結構吹っ飛びます。弟子は受身を取ってダメージ軽減に努めますが、私が投げるとちょっとぐらいでは踏ん張れないほどに勢いよくボールかコマのように転がります。といってもマットの…

16年目に想う

私は禅の修行に於いて2人の老師に師事しています。どちらにもほぼ同時期に師事し始めましたが、今月で丁度16年になります。1人は現在、横浜市西区にある洪福寺住職と、もう1人は川口市にある長徳寺の住職です。あいにく洪福寺坐禅会は老師の健康が思わしくな…

霜月八日稽古所感

昨夜は型稽古と基本技の構えに大半の時間を費やし、残った時間で技を一つだけ稽古した。型については家でも行っているらしくまずまずよくなってきたが、虚空に手刀や拳を打つことの意義、心構えなどについてよく指南した。当流の、特に当道場の流儀では流水…