不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2014-01-01から1年間の記事一覧

見えない聞こえない

週末は色々と行事が立て込んでいたために、なかなかまとめるのが難しいのですが、思い付いたままに綴りたいと思います。 日曜日は早朝に県内の坐禅会、宗家のクラス、そして都内の坐禅会と、かなりきついスケジュールでしたが、その一番最後の都内の坐禅会に…

なぜ戦争が起きるの?

Q.なぜ戦争が起きるの? A.戦争が起きるのは、みんながじゅうぶんに話しあわないからね。 by アレックス・クロフォード(戦場記者) 母方の祖母は今の高崎で生まれ、貧農でした。 そして祖父はその貧農に土地を貸していた豪農の息子でした(多分次男か三男辺…

志従悟

志従悟と 空に木霊す 神無月 旅路半ばの 心革に 平成二十六年神無月吉日 不動庵 碧洲齋 今朝、徒歩通勤の途中で浮かんだ駄句です。 今日から45歳ですが、もう45年も生きているのかと思う以外にはあまり感慨深いものもなく。 論語では40歳を「不惑」、50歳を…

修行の段階と草鞋

その道にあってより高きを目指す者は、より深い稽古を行じねばなりませんが、段階が上がると、稽古の方法、そのあり方をも自ら編み出さねばなりません。言われた通り、行われている通りの反芻だけでは求道の意味がありません。 そして稽古でも特に技術の習得…

秋の陣 大多喜

昨日は千葉県夷隅郡大多喜町の時代祭に行ってきました。 この祭りは私が自前甲冑祭りに参加した最初の祭りで、かれこれ10年前になります。祭り自体は第40回目で時代祭としては結構古い部類になります。 昨日は友人2人を途中で拾って始めて東京湾アクアライン…

「○韓論」に思うこと

先日書店で本を買いました。 買った本は「わたしが正義について語るなら」アンパンマンの作者、やなせたかし氏のエッセイです。 まだ読んでませんが、ざっと目を通しただけでも非常に素晴らしいものだと言う確信があります。今読んでいる本が間もなく終わる…

ブログ変遷

私が初めてブログを書いたのは10年以上前の2004年6月27日のこと。 当時は楽天を利用して「彩時記」と称していました。 *********************************************** 2004.06.27 彩時記 筆初め 世の古典に「歳時記」なるものがありますが、私はこの世に…

花子と戦争

********************************************************* 私(明治天皇)は祖先が遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったと信じます。そして国民は忠孝両全の道を全うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日…

息子が十一歳になった

11年前の本日、確か朝の4時を少し回った頃だったかと思いますが、息子が世に生まれました。早いものでもう11年です。立ち会い出産でしたので生まれてきた瞬間も見ました。その時の感想はとにかく眠かった(笑)。息子を洗って抱いてすぐに隣の待機室のソファで…

とある知人について

ある知人がいます。ちょっと困った人で、頻繁にケチ、愚痴、皮肉、嫌味、非難を呼吸するかのようにひっきりなしに言います。 言われた側はもちろんですが大抵言い返したり、我慢したり、無視したり、そこで更に戦火が広がるというのが定石のようです。 その…

先日買った本に珍しく後悔

先日、この本を買いました。 「男の品格」(川北義則)PHP文庫 丁度死んだオヤジと同じ年齢の人が書いたものだし、タイトルも良さそうだったし、実際ちょっと読んだ限りではなかなか良さそうだったので早速買ってみて、昨日から読み始めてみたものの、半分ま…

敬老の日

昨日は祝日だったために本部道場にて稽古。 参加者は多分20名ぐらいではなかったかと。幾人かの海外同門と稽古をして11時頃に終了。 その後、初めて来日したというマケドニアの同門を連れて秋葉原まで。 彼曰くマケドニアは欧州でも1.2を争う貧しい国だと言…

勉強はどこでする?

前にも何度も似たような事を書きましたが・・・。 今だけでしょうけど、息子は私と一緒にいることが楽しいようで、今は寝るのも同じ布団なら勉強も同じ机です。 勉強はキッチンのテーブルでします。 息子には小学生になってから2階の8畳の部屋をあてがってま…

敵と味方、友だちと・・・

昨日は息子の誕生日を控えて誕生日プレゼントを何にするか色々相談し、結局アマゾンで目に止まったのが「スタートレック」に出てくるスターシップ エンタープライズ号にしました。最新型のE型で1/1400だからまずまず大きい。チト高かったが・・・。本人はも…

すなわち戦わざれば

すなわち戦わざれば亡国必至、 戦うもまた亡国を免れぬとすれば、 戦わずして亡国にゆだねるは 身も心も民族永遠の亡国であるが、 戦って護国の精神に徹するならば、 たとい戦い勝たずとも 祖国護持の精神がのこり、 われらの子孫は必ず再起三起するであろう…

一つの事実に・・・

分からせるというのは本当に難しい。 分かったかどうかは紙面では分からない。 分かったつもりでいても紙面だけかどうか、それを峻別する能力が師の優劣を決めるものかも知れない。 最近私はその方面の能力が欠如しているんだなと痛感させられた。 1人の人が…

夜に寝たときに見る方です。 私の記録の中に2004年から2009年にかけて寝ている間に見た夢を綴ったものがあります。 おもしろ半分に記録しました。 夢なので繋がりが明確でなかったり、非論理的だったり、整合性がなかったりしていますが、ともあれ、朝起きて…

懐かしい

「地球か、何もかもみな、懐かしい」 宇宙戦艦ヤマトでは最も偉大で代表的な沖田艦長の台詞です。 日本に長く住んでいる海外の同門、もしくは日系外国人門下生が良く口にするのがこの「なつかしい」という単語。一応英語にもありますが、彼ら曰く、どれも日…

Yahoo!Boxのトラブル

備忘として。 2.3週間ほど前から会社で使っているPCにインストールしてあったYahoo!Boxが急にログインできなくなり、結果同期が取れなくなった。 会社のパソコンは以下の通り; DELL VOSTRO Windows 7 32 bit 当初は再インストールすれば直ると思い、一度ア…

週末

週末は息子と幾つかGYAOで映画やアニメを見ました。 その一つ、「男たちのYAMATO」。何度観てもなかなか迫力ありますな。映画館でも観ました。 息子曰く「・・・艦橋狭いね」。宇宙戦艦ヤマトの艦橋はあれはスケールを無視して作られてます。なので一番許せ…

志を果たして

色々と24時間テレビに対しては賛否両論出てますが、基本的に国内外の障害者や被災者を紹介して啓発するという趣旨が掲げられているという点では十分に優れた番組だと思います。 確かに24時間も連続してテレビ放送をすれば結構な費用はかかります。そしてその…

修行に想うこと

私は修行という言葉をよく使います。 これは広義の稽古という意味です。 技の鍛錬、術の向上、知識の習得、心身の錬成などなど、たくさんの意味を含んでいます。そして重要なのが修行の場所。どこでも、いつでも、です。 もう少し厳密に言えば、自分は修行し…

墓参り

先日、息子と墓参りに行きました。お盆には間に合わなかったのですが、基本うちでは毎朝懇ろに読経をしますし、多分普通の人よりもたくさんお寺に行ってますのでいちいち節目節目に墓参りに行かずとも良いという風潮です。合同盂蘭盆会法要会などというもの…

正師逢見ということ

昨日の坐禅会では師が自分の先輩について語ってくれました。 前にも紹介したことがあったかも知れませんが、もう一度。 その先輩は坐ることに徹底して、それこそ他の仲間が作務や托鉢をしていてもずっと坐り込んでいたぐらい徹底して坐り、知識を極めていた…

巨岩をタガネで少しずつ

2年ぐらい前からゆるゆるやっていたロシア語の勉強を今年に入ってから集中してやるようになりました。 取りあえず意味は分からなくとも読み書きも概ねできるようなレベルになっていました。使っているテキストはNHK新ロシア語入門というものですが、最近…

己が愚痴の闇路なり

白隠禅師和讃というお経があります。 坐禅会などではよく最後に読経されます。 漢字ばかりズラーッと並んでいるお経と違って、和讃はどちらかというと口語的に書かれているので読みやすく理解しやすいお経と言えます。 その白隠禅師和讃の中に 「六趣輪廻の…

覚悟して生きる

昨日、風呂場で息子にふと尋ねられました。 「ねえ、森羅万象って何?」 いきなり質問してくるのでその理由を尋ねると、「宇宙戦艦ヤマト2199」で戦闘機隊の隊長が、そわそわしている砲雷術長の様子を見て毒づいた時、「腰が据わっていないから森羅万象がぶ…

写経のこと

寺で写経をする息子 写経とは文字通りお経を筆で書き写す作業ですが、一般的に手本になるお経は般若心経が多いようです。私は般若心経よりも短い不動経も書いたことがありますが、やはり長さ的に般若心経の方が良いように感じます。私自身も何度か自宅や寺で…

2014年男旅 其の弐

三峰口駅は秩父鉄道の終点であり、埼玉県では最西端に位置する駅になります。言うまでもなく秩父山地のど真ん中。何人かゾロゾロ降りて改札外のベンチに座りました。駅の改札は「オールウェイズ」にでも出てきそうな、ノスタルジックを感じさせる木枠。 駅前自…

2014年男旅 其の壱

一昨日昨日と息子と旅に出ていました。今回行った先は秩父。 早朝から家を出て一路北に。電車の旅のいいことは車と違って自分ものんびりできること。時と場合によると思いますが、これに慣れると自動車の旅の便利な部分というのも霞んでしまうほど。息子と面…