不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

秋の陣 大多喜

昨日は千葉県夷隅郡大多喜町時代祭に行ってきました。 この祭りは私が自前甲冑祭りに参加した最初の祭りで、かれこれ10年前になります。祭り自体は第40回目で時代祭としては結構古い部類になります。 昨日は友人2人を途中で拾って始めて東京湾アクアラインを使って行きました。都内を突っ切る首都高には泣かされましたが、アクアラインまで来るとあとは本当に楽で驚かされました。特に今年からは市原鶴舞出口からは1本道なので今までに比べて格段に楽になりました。 今回一番ストレスだったのはYAHOO天気。日曜日は午前中ずっと弱い雨で薄ら寒い気温と書いてあったのに、朝方少しだけ雲が多かった以外はきれいに晴れて気温も普通でした。風があったことだけは合ってましたが、ここまで外れると今後何を信じたらいいか分からなくなります。こう言う外し方は今後しないで頂きたい。 会場には予定を大幅に上回って8時前に到着し、時間をもてあましてしまった。これだったら海ほたるに立ち寄りたかった。 今年は自前甲冑の面子が非常に少なく、私が知る限りでは今まで一番少なかったように思います。もっとも知っているメンバーはそれでも半分ぐらいはいました。 今回甲冑はあっちこっちほころびていたので直そうと思いましたが、時間がなく落ち武者っぽいようなボロさで出陣。これは来月の祭りの前には直したく。 今回は初めて参加費用を徴収されました。自前甲冑の場合は1000円。まあ、大多喜は手際もいいし、対応もいいし、集合写真も送ってくれるのでこのくらいはいいでしょう。ただし弁当がちょっとしょぼかったな。もうちょっと何とかして欲しいところ。
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大多喜城に行くと珍しくあまり観光客から声を掛けられなかったので(というかそういうオーラを出していました・笑)、はじめてそこで茶を一服頂きました。天守閣横の建物で毎回、大多喜高校茶道部の女の子たちがお茶を点てているのですが、やはりそういうことをしているだけあって立ち居振舞が大変素晴らしい。それだけで品格のある大和撫子そのものでした。そのような場所なので甲冑姿の私にも普通に茶を持って来てくれるのですが、タイミングが悪く、一緒の写真が撮れなかった。来年はぜひに。
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記念撮影と鉄砲演武のあとはメイン会場への移動。着替え場所から山の上にある城に行くのも大変なら、下って小学校の校庭のメイン会場へと移動するのもこれまたなかなか大変。会場での催し物はいつもと同じ。それからパレード開始ではありますが、この大多喜ではあっちこっちで勝ち鬨を上げるので声がかれます。また着替え場所からパレードが終わるまでは今、正確に計ったら5キロ近くありました。全部甲冑を着て歩くわけです。(祭り実行委員会の方は4キロって言ってましたが・・・)
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滅多に撮らない自分撮り。結構難しい。
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パレードはまた小学校の校庭に戻り、そこで解散。さっさと着替えをする場所までバスで戻り、着替えが終わった頃に一般参加の友人らが戻ってきました。仲間たちに挨拶を済ませてから出立。時間が競っていたので途中でパンを買うだけにしました。帰路はいつもの通り湾岸線蘇我辺りから宮野木辺りまで例によって渋滞でしたが、それでも自宅には19時頃に到着。荷物を降ろしてからレンタカーを返却して、近くのリンガーハットでちゃんぽんを食べて解散しました。 帰路パン屋で見つけたくまモンパン。
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平成二十六年長月二十九日 不動庵 碧洲齋