英語ではバカに相当する代表的な語が三つあります。
silly, fool, stupid
です。多分耳にしたことがある人は多いと思います。
日本では例えばバカとアホの用例は東西では逆で、東京であれば「バカ」が軽い意味で使われ、大阪では「アホ」が軽い意味で使われています。これは地域性があって面白いですね。
英語では地域性があるのかどうか分かりませんが、恐らく日本ほどではないと思いますがこの三つに順位を付けることはできます。
一番軽い意味で使われるのが「silly」。親しみを込めたバカバカしさを表現する意味で使います。「ばかばかしい」という意味で使われる「ridiculous」と大体同じ意味でしょうか。
で、それよりはやや重いのは「fool」。実際私が話している感じですと「silly」とそれほど違いはないようにも思っていましたが、調べてみるとこちらはちょっとしたミスや思慮が足りないような意味合いで使われます。仕事上で文句を言われる場合などはこれですかね。注意努力すれば回避できるものというのでしょうか。
一番キツイのが「stupid」。これは言われた人の知性や精神を批判するような意味合いです。こちらは上記二つと違って直せる類のものではないという前提の悪口でしょうか。
言われてみれば自分も何となく使い分けてはいましたが、こうして調べてみると割と面白いものです。
令和参年神無月二十日
武神館 不動庵道場
不動庵 碧洲齋