不動庵 碧眼録

日々想うままに徒然と綴っております。

専一ということ

専一:他を顧みず、ある物事だけに力を注ぐこと。

政府は大々的にアナウンスしていないようだが、去る4月6日に入国、帰国対象者への規制を大きく緩和した。私はテレビをほとんど見ないのでニュースになったかどうかは知らないが、ネットで検索しないと出てこないレベルではある、しかも政府当局の書き方は紛らわしい。幾つかのソースでは欧米と同じ基準にしたものの、できればそうしたくなかったのでひっそりと緩和したとのこと。なるほど日本だ(苦笑)

ワクチン接種3回と入国・帰国72時間前に検査を受けて陰性証明書を発行してもらうことが条件で、多くの国から日本に入国・帰国した場合の隔離が免除になるとのこと。完全ではないがこれで海外に行ける条件にほぼばった。

かりに今年の夏に海外に行くとなると、海外に行くのは約3年ぶりだ。こんなに海外に行かなかったのは久しぶりで10数年なかった。たまたま金曜日の会社終業近くにこの発表を知り、一瞬だけ小躍りしたくなった。久し振りに心が晴れ渡った気分というのか。ほんの一瞬である。その後にどっと押し寄せてきたのは「後悔」(笑)

このどうにもならない息苦しい3年間、その場でその時にできる自分の責務を専一に行っていたか、粛々とこなしていたか、いい加減にはしていなかったか、投げやりになっていなかったか、などなど自分の行動を点検してみると悔やむところ多々是あり。

いや、仕事は真面目に手を抜かず、誠実に行ってきたことは間違いない。手を抜いたりはしてない。ただ「専一」だったかどうかとなると怯まざるを得ないことあり。「ああ、コロナでなければ」「コロナがなかったら今頃は・・・」「このコロナ禍はいつまで続くのだろう」そのような雑念妄想が常によぎっていたことを大いに恥じる。禅を修行する者としては恥じねばならない。それはテレビを見ながら食事をするのと同じ、職場で居眠りしているのと同じ、彼女とデート中に他の女のことを考えているのと同じだ。

その行為と自分が一つになる、鏡に映った自分、あるいは鏡そのものになる、そのような境地あるを知りつつ、雑念妄想に身を任すままとは本当に情けなくもある。是は単純に自分の胆力が足りなかったから他ならぬ。正直言うと想像以上に自分の胆力がないことに愕然とした。

今年はコロナによって寸断されていた国際間の往来がかなり緩和されると思うが、私はその前に己の未熟さを痛感させられた。まだまだ修行が足りぬという事実だけがあらわになった今日この頃である。

令和四年卯月九日
不動庵 碧洲齋

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稽古時の坐禅


武神館 不動庵道場
【日時】2022年1月8日土曜日、14:00-16:00
【場所】谷塚上町会館:草加市谷塚上町231-1
【アクセス】東武スカイツリー線 竹ノ塚駅西口
東武バス 竹04/竹05にて約10分、又は竹06にて約15分。
バス停「谷塚上町」降りてすぐ。
駐車場あり。
入門希望者・興味ある方はご連絡ください。