不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

断じて行えば

「断じて行えば鬼神もこれを避く」これは中国春秋戦国時代でよく使われた諺です。諸子百家の書物や史書によく出てきます。一大憤志を以て決死の覚悟で行えば、鬼神すらそれを恐れて妨害しようとは思わなくなるという意味のようです。当時流行した諺だったよ…

ミハイル・ゴルバチョフ

最近色々とロシアについてふり返ってみました。私が高校時代に「冷戦の敵側」であるソ連に興味を持ったのはもちろん、あちら側に一風変わった政治家が登場したからでした。ミハイル・ゴルバチョフ氏です。1985年のことです。今までのソ連の政治家とは一線を…

コロナに罹った

先週の水曜日3月6日、帰宅前後に熱があるのを感じて帰宅後に薬を飲んですぐに寝たところ、翌朝には平常だったのでそのまま出社。ところが夕刻からまた熱が出てきた感じがしたので退社後にクリニックに直行しました。で、検査をしたところコロナ陽性、コロナ…

宿命と運命

私は割と宿命を信じています。人には必ず何かしらの宿命があると信じています。いや、生きとし生けるすべての生き物のみならず、自然、人工を問わず作られたものにすら宿命はあると思っています。それは決まった何かの姿や形になるべきものなのか、何かに作…

小我のものさし

昨今よく「○○ガチャ」という言葉が使われます。よく聞くのは「親ガチャ」でしょうか。つまり自分の才覚や努力では到底埋めることのできない格差が誕生時にすでにある、という意味だそうです。大会社社長の子供として生まれた場合と、ギャンブルばかりする親…

一旦戦起こらば

最近、息子に尋ねたことがあります。もし敵が日本に侵略してきたらお前はどうするか?息子は少し考えてから「戦は無意味だからオレは逃げる」と言いました。最初は少し驚きましたが、実のところそれが一番よい選択のように思いました。私は武芸に志してから…

ロシア市民が政治を語る

私はコロナ禍以前に毎年来日していたロシア人同門とよく政治の話をしていました。何度か訪露した折にもよく政治の話をしました。そこで感じたことです。一部過去のブログと重複すると思います。 私が話した感じです。多分一般的なロシア人の多くは我々が高校…