不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

外国語の単語学習法の備忘

ここ最近、ロシア語の勉強を再開したことに合わせて勉強法を変えてみました。
語学学習は多岐に亘ることも多々あるので、とりあえず単語の覚え方について単に私の備忘程度にて。
これがよいのかどうか分かりませんが、参考になる方はご参考ください。
なおこれは学生と言うよりも社会人の方が役立つかも知れません。

分量としては1週間分、1日5個ずつを目安にしているので25個、土日は復習と定着のため。
エビングハウスの忘却曲線を参考にするのであれば、毎日どこかで以前の単語を復習してもそれ程負担にならない分量だとやはり5個ぐらいが適切かと感じます。
上記の分量は今回、来年のロシア語検定試験までの日数で覚えるべき単語の分量を割っても、概ねこの数になったのも理由の1つです。

私は単語帳の例文をそのままグーグルスプレッドシートに転記します。
エクセルにしない理由は、それがパソコンやタブレット、スマホでも共有できるからです。
ロシア語だけかも知れませんが、アクセント部位は太字にします。
それで5個ずつを5つ、合計25個用意します。この作業は週末に行います。

語学は基本、聞く、話す、読む、書く全てを使って覚えます。
聞くのに最も優れたアイテムはIT機器。グーグルトランスレーターが一番よかったです。(ロシア語の場合は)
他の翻訳サイトでは速度が遅くできなかったり、音質が滑らかでなかったりしました。
G翻訳はかなりの多言語に対応していて便利です。
スプレッドシートに書き写した当日分5個の例文をここにコピーして何度も聞きます。
慣れてきたら今度は別のIT機器で同じくG翻訳を立ち上げて今度はマイクを使って実際に話してみます。
そうすると自分の話した外国語が表示されてきます。正しくない発音の時は当然おかしい表示になります。
今後はAIの影響が強くなってきて、正しくない発音だった場合でも補正される割合が高くなると考えられます。このAIの修正レベルも替えて頂けないでしょうかね。
今でもロシア語の場合は結構補正されている気がします。ロシア語ならではの微妙な音が拾えているとは思えないので、文脈で修正しているようです。とはいえこれをすることで実際に使える外国語を学べると思います。
ある程度正しく表示されるようになったらペンで紙に例文を書いて覚えます。
何度も聞いて話した後だと割と楽に書けます。

また、当日覚えるべき単語が含まれた例文はプリントアウトします。
1日5個ですから私の場合、掌に収まる大きさでしかありません。それを机の前に貼っておいたり、ちょっとした移動の時に、なにげに見たり書いたりして隙間時間にも学ぶことができます。もちろんこれはスマホでもGスプレッドシートのショートカットを作っておけば簡単にできます。私はバッテリーがもったいないので紙にしています。

G翻訳ですが、英語以外の外国語の場合は訳出はなるべく母国語(つまり日本語)にはしないこと。
やはり母国語に頼ると翻訳脳になってしまい、語学を学ぶ上で会話に役立たなくなるからです。
なので私の場合はロシア語は英語に翻訳するようにしてます。
大学まで行っていたら簡単で短い英文ぐらいは全く問題ないと思いますので是非お勧めです。

またロシア語や多分欧米の言語の場合でこれがよい理由は文法が類似している事が多いので左右見比べたときに大変見やすいこと。
例えば英語と日本語だと文法が逆なのであまり見やすくありません。
欧米言語以外は分からないのでハングル語の場合などは文法な日本語に似ていると聞きますからまた違うのかも知れませんが。

上記が現在私が採り入れている単語の学習法ですが・・・まあ、これで効果がなかったらちょっと恥ずかしいですね(笑) 来年こそ(毎年言ってますが)ロシア語検定4級を受験して見事合格したいところです。

令和五年神無月五日
不動庵 碧洲齋