実際、ある程度外国語を話す方だったら分かると思いますが、翻訳サイトなどというものはざっくりと大意を訳す以上の性能は見込めません。
そういう意味では英語翻訳サイトは辞書サイトに比べてまだまだ完成度が低いと言えます。
が、実際問題、これを使うことによって文書全体のバランスや文法の間違いを簡単に手直しすることができるので、よく使います。
私の使い方としてはまず、自分で成文したものを複数の翻訳サイトで、主に文法や構文などに間違いがないかどうかをチェックします。
また、全くお手上げの表現を使わなければならないときには日本語から英語にしますが、これは全体の利用の1.2割程度です。よほどシンプルな構文でないと正確に訳すことができないためです。
今のところどのサイトもある程度の長文翻訳で満足するような訳出ができる性能は持ち合わせていないようです。
また、サイトのエンジンによってかなりクセが出ているように思います。利用する場合は一つだけではなく、2.3のサイトを併用することをお勧めします。
以下は私の独断と偏見を書き添えた紹介ですので、あまり真に受けないでください。あくまで軽い参考程度にしてください(笑)。
【nifty翻訳】http://honyaku.nifty.com/
わずかながら、やや優れていると思われる翻訳サイト。再翻訳ボタンがあるのが特徴。割にこのボタンは使えるように思います。ただし少し複雑になるとすぐにギブアップ(括弧書きになる)します。
【YAHOO翻訳】http://honyaku.yahoo.co.jp/
一番オーソドックスな翻訳サイト。対訳部分がハイライトするのが非常に便利で、短い文だと結構正確に訳します。ただし主語が曖昧だと何でもかんでも「I」にしてしまうところがちょっとお馬鹿。
【エキサイト翻訳】http://www.excite.co.jp/world/
こちらも対訳部分がハイライトします。微妙にYAHOO翻訳よりも精度が落ちるような気がしますが、よく分かりません。ものによるのかも知れません。
【infoseek翻訳】http://translation.infoseek.co.jp/
【livedoor翻訳】http://translate.livedoor.com/
この二つは上記3つに比べるとやや劣るように思います。ただし最近は使っていないので、そのうちまた、使い比べてみようと思います。
【Google翻訳】http://translate.google.co.jp/#
入力すると即、翻訳してくれるのが便利なのですが、精度が上記の中で一番劣っているように思います。ただし次に紹介するサイトと同様、多国言語に対応していて、発音したり発音記号が出たりと、上記にはない便利なツールがあります。
【万能翻訳】http://www.freetranslation.com/
どのサイトでも最近は英語以外にも中国語や韓国語などの翻訳もできるようになっており、便利さは日進月歩なのですが、私の場合ロシア語も使うため、そういうサイトを重宝します。上記のGoogle翻訳以外では海外の翻訳サイトとして以下のサイトをよく使います。精度的にはGoogleよりはややましのような気がします。
読み書きに関してはより客観的なので、会話よりも記録が残り、手直しがしやすいのですが、やはり自分の気持ちをおおむね書けるようにならないと、翻訳サイトはうまく機能しないかも知れませんね。せっかくITによって語学の敷居が低くなったのですから、うろ覚えの英語でもできるだけ使って、世界中の人たちと交流をしてみてください。
SD110301 碧洲齋