不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

大晦日の総括

8月以後、ブログを更新していませんでした。
あまり不特定多数に知らせねばならない理由が見当たらなかったからです。
今後、ブログは閉鎖するかも知れません。
その代わりフェイスブックに投稿して、Facebookのアカウントがなくても閲覧できる一般公開にしようと思った次第です。
私は別段何かを宣伝する必要もないですし、承認欲求も低いので(笑)

今年を一言で言えば、人生において最終巻の第0章と言ったところでしょうか。
大変大きな転換期でした。
16年勤めた会社も今月退職しました。元々全く思い入れなどありませんでしたが。
実際退職して1週間ちょっと経ちますが全く思い出さないほど、愛着が沸かない職場でした(笑)

印象深い体験としてはほとんど一つだけです。
それは「戦争を心の底から本気でで憎む」ようになったこと。
ロシアの親しい友人が4月、ウクライナで戦死してしまいました。
この令和の時代に、この平和な国にいながら、親しい友人が戦死するという悲報を受けるというこの異常さ。
5月に戦死の報を聞いたとき、仕事中でしたが涙が止まりませんでした。
特にそれからは戦争を止めさせる為、世界の平和の為に残りの人生を全て捧げようと誓いました。

来年度で息子は大学を卒業して社会人になります。
一度人生をリセットすべく、妻と離婚もするつもりです。相手がどのように思っているのか分かりませんが、取り敢えず人生最後のワガママを了承してくれたことにはとても感謝しています。今まで夫婦仲はとても冷めていましたが、子育てに関しては協力的で、息子が想像以上によく育ってくれたことの功績の半分かそれ以上は妻の功績であると思っています。それに較べると他の負の部分があっても全くおつりがくるほどです。
ともあれようやく人として重要な責任を果たし、林住期に移り自分が本来為さねばならない天命を果たすべきであると思った次第。

まだまだ解決せねばならない問題は山積していますが、決めた道は揺るぎもしません。
何を決めたかは新年に入ってからということで。

令和六年臘月大晦日
不動庵 碧洲齋

観音崎にあった大樹