実は数日前に「宇宙戦艦ヤマト」テレビ版総集編のDVDを借りていました。
息子が実写版「Battleship ヤマト」を観てから、アニメ版の方も見たいと言っていたためです。
シーン
やはり何と言ってもヤマトの始動シーンが最高です。
ゾワゾワ~ッていう感じです。
あと、子供の頃に観た「赤い地球」これは多分、死ぬまで脳裏に焼き付いていることでしょう。
自分の記憶と実際に見た画像に全くブレがありません。
奇しくも大震災後の原発被災が今に続いています。
多くの日本人は他人事ではないでしょう。
沖田艦長
「バカめと伝えろ」
「は?」
「バカめだ」
沖田司令!地獄までお供いたしまする~!
カッコ良さ過ぎ~。
「待てと伝えろ・・・」
盤石の重みに、千年でも待ってしまいそうです。
意外だったのはドメル艦隊との決戦前のスピーチ。
「地球の命運のみならず、宇宙の平和のために・・・」
地球が滅ぶかどうかと言うときに、彼は宇宙全体のことを観ていたんですね。
やっぱり本物の漢のスケールは違います。
感動しました。
そして不朽の名台詞
「地球か、なにもかも皆、懐かしい」
歳のせいか、涙腺が緩みました。
息子と娘の写真を手にしながらの呟きは、私には相当こたえました。
どんな気持ちで地球と写真を眺めていたのでしょうか。
今の私には沖田艦長の気持ちがよく分かります。
デスラー総統!
一度日本の復興再生のために期間契約しません?
世界征服まではいいので、せめてモノとココロが十分に潤う程度に日本を興してくれたら嬉しいです。
「ガミラスに下品な男は不要だ」
日本の政治家の9割近くは穴に落とされそうです(爆)。
改めて気付きましたが、やはりデスラー総統は本当に優れた指導者です。
冥王星基地シュルツ司令
ドメル艦隊各艦長
タラン将軍
どれもみな、「銀河英雄伝説」に出ていても遜色がないぐらい人格に優れ、知謀に優れた人物たちばかりです。
お子様アニメに出てくる「うちゅうをせいふくする、あくのていこく」に出てくるような「わるいうちゅうじん」とは隔絶した敵でした。
(なるほど5歳でそれを見て理解できるはずもなし)
ハッキリ言って、デスラー総統みたいな方だったら命を賭けてお仕えしたくなります。
「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」でデスラー総統は「全艦我に続け!」と言っていますが、自分自身が危険の先頭に立てる指導者は一体どのくらいいるでしょうか?
スターシア
これはお子様には分かりませんねぇ~。
イスカンダル最後の住人として、いやしくも一惑星の女王としてのプライドと、1人の若い女性としての感情の揺らぎが、よく出ていました。こんなに艶やかだったとは。
古代守、異星の女王様に見初められるとは地球人史上、最もラッキーな男だな(笑)。
古代
壮観だったのはガミラス本土決戦。
戦いの後に雪に「俺たちは争い合うべきではなかった。愛し合うべきだったんだ。」
20歳代まではこの台詞には笑えました。
が、よく見るとガミラス星の都市が潰滅した様は壮絶です。むごたらしすぎます。
そこには「人類の希望の光、宇宙戦艦ヤマト」なんてありません。
ガミラス人からしたら、14万8千光年彼方からやってきて、滅びかかった民族に襲いかかる悪魔の使者のように映ったことでしょう。
息子にも「どちらが正義か」と聞きましたが、あまりのひどさに絶句し、途方に暮れていました。
息子には絶対に「善悪」で色分けする、チープな価値観念を持ってもらいたくないところです。
今、私はこの古代の台詞は理解できます。
ツッコミどころ。
ヤマト修理早すぎ(笑)。
第三艦橋が何度もげてもすぐ直っているし(爆)。
地球の地下都市は実写版の方に軍配が上がりますな。
ホントに避難用地下都市っぽかった。
声優陣、この時は、本当に若かったんですね。
沖田艦長役の納谷悟朗さんや、デスラー総統役の伊武雅刀さんも今の方がずっといい声してます。
さて、今日は引き続き「さらば」を観ようか・・・。
SD111103 碧洲齋