不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

不動庵道場のある風景

昨日は珍しく常連門下生4人が勢揃いして稽古をしました。

意外にないんです。全員が揃うことは。

まずまず広い柔道場を2.3人で使っているんですから贅沢です。

(しかもエアコンも効いてるし)

私含めて計5人ですが、いつになく賑やかでした(笑)。

稽古はまず受身から始まります。

全部やると結構時間を食うので、前後横受身と武器を持った受身などを幾つか。

そして身体をほぐすために軽い稽古。

それから基本の技とか。

基本ができると幾つか応用技を入れます。

門下生たちは各考え、意見を出し合い、整合させていきます。

ある程度意見が出るたびに何度でも私が実践します。

時々しゃしゃり出てしまいますが、なるべく彼らの主体性に任せています。

よく観察し、よく考え、よく動く。

その中で今まで自分で自分を縛っていた先入観や固定観念が分かってきたりします。

真に自由に動けるようになってくると、楽しくなってきます。

そんなのを大体3つほどやるとお開きの時間になります。

門下生たちは基本、前に何か他の武道をやっている人です。

で、今はバリバリ現役で働いているわけです。

しかも私を含めて門下生は全員、41-44歳という、非常に狭いストライクゾーンに入ってます(笑)。

なので毎回そんなにきつい稽古というわけにはいきません。

あ、気が向くと「虎の穴コース」とか「殺人コース」とか「地獄コース」とかを行って、稽古後に門下生の足腰が立たなくなることもあります(笑)。

しかしそれは年に数回です。

稽古は毎週1回未満なので、著しい上達は難しいのですが、ストレス解消、何かのヒントという意味では役に立っているようです。

私自身、インプットとアウトプットという意味で、門下生に指南すると言うことは非常に有意義なのです。

人数が少ないとマンネリ化しかねませんが、かといって多すぎるとレベルの維持が難しい。

私などはまだまだ新米指南役ですから、この辺り、我が能力と釣り合っている人数ではないかと、思ったりします。

とはいえ今は楽しんでやっているという点では間違いありませんから、まずまずよしとしましょうか。(と自己完結させていただきます!)

不動庵道場のとある1日でした。

SD111101 碧洲齋