不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

親子鷹?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100617-00000647-reu-int

「東京の父親、平日の育児でアジア各都市に後れ」

なるほど「一般家庭」ではかくも厳しい育児環境なのですね。我が家は全く以て無縁の様相ですが。平日、稽古がある日(週1-2日)は別として、月に数回の残業の他は大体6時には家にいますので、息子が寝る9時少し前までは大抵一緒にいます。こういう話しを聞くと、通勤時間がいかに残酷なものかが分かりますね。私の場合、普通は車ですがたったの10分。健康のために徒歩にすることもありますが、それでも30分未満です。その分給料が低いのが玉に瑕ですが、時間というのは貯蓄できないので、これはなかなか貴重なのではないかと思っています。早く帰宅すると家事手伝いの時間も超スーパーダイナミックハイパーコスモグラド級に増えます(意味不明で済みません)。いえ、増やされます。禅行だと思えばいい修行になりますよ~。例え明日、急に妻がいなくなっても家の中は完全にアンダーコントロールです。

息子と一緒の時間を過ごすのは大事ですが、私は無為に一緒に過ごすとか、息子のために何かすると言うのはどうかと思います。やはり特に男の子なら父親の背中を見て育つと思うので、私の場合だったら武芸や禅行、世界中の友人たちとの交流を目の前で見せてやるのが一番だと思うようになりました。コトバを尽くすことは意外に労力の割に効果があるように思えません。また、息子のために何かをするというよりは父親の生き様を見せてあげる方が場合によってはインパクトが大きいのかなとも思います。(父は趣味の時間を重要視しているだけだろ、とも言い換えられますが・・・)

一緒にいる時間が多ければいいと私は思いませんが、特にこの現代、男をたくましく育てるというのはなかなか難しいものがありますね。

SD100617 実は単に趣味の時間を取りたいだけの碧洲齋