不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

戦争と平和

武力行使の道徳的な正当化も」

誰の言葉か忘れてしまいましたが、

「始めていい戦争はなく、終えていい平和はない」

というのがあります。昔のアメリカ大統領の言葉だったかも知れません。

武力はどんな場合も正当ではないと思っています。

とはいえ武力は否定しません。世界的に鑑みて、

少なくとも現代に於いては困る類のものでもあります。

それでも正当化してはいけないと思います。

もう少し突き詰めるとできたら「軍事力」と表記して頂きたいと思います。

武芸に身を費やしている者としては「武力」という言葉にいい気はしません。

正確には「軍事力」ではないかと。

正当ではないが使わねばならない軍事力。

オバマ氏には「武士道」辺りを読むといいのかも知れません。

もっとも世界最大に軍事力を配下に置く身としては、

我々には計り知れないプレッシャーやストレスがあるのかも知れませんが。

このような困難な時期、初の黒人大統領の手腕はまだまだ未知数ですが、

何らかの変化をもたらしてくれるものと期待したいところです。

2009/12/11 碧洲齋