不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である・・・

民間宇宙旅行会社Virgin Galactic 宇宙船エンタープライズ号 私は根っからの「スタートレック」のファンで、会社PCの壁紙には「エンタープライズ」号を、自宅のそれには宇宙連邦のシンボルマークを貼り付けています。着信音はコミュニケーターの着信音を使っており、私の良く使うメールアドレスも「エンタープライズ」号にちなんだものになっています。 人間の叡智を以てしても宇宙に行くのはたやすくはありませんが、人間以外の生物は宇宙に行かないことを考えると、これこそ人類に与えられている天命のような気がします。全世界で毎年400兆円近くが軍事予算に投入されており、その大半が「起きるかも知れないその時」のためだけに費やされています。 国同士ががっぷり四つになって戦っても誰にも利益をもたらさないばかりか、かえって不利益を被ることが多くなってきた今日、兵器開発よりももっと宇宙開発に力を入れて欲しいところです。宇宙開発には莫大な資金が必要です。国家予算ではどうにもなりません。故に世界が一致団結して開発に取り組んだ方がよほど効果的というものです。使わないかも知れない軍事予算よりももっと遙かに生産的でもあります。そしてそれには夢も希望もあります。 VSSエンタープライズ。やはりアメリカ製の新型宇宙船ならこれ以外に納得のいく名前はないでしょう(多分にトレッキーのひいきが入りますが)。血が騒ぎます。息子が成人した頃にはちょっと高めの海外旅行程度の旅費で宇宙が味わえるというものです。将にすぐそこです。私も行ってみたいです。夢を実現してしまうアメリカ人にはこの点、脱帽してしまいます。 宇宙に行ったら地球が丸くて美しいこと、宇宙が広いこと、国境が見えないこと、重力がないことなど、直接体感したいことばかりです。直接それらを体感した人が増えれば、人類同士で行われている無益な争いやエゴが減るのではないかと本気で信じています。ある意味こういう考えが出来る人類がいわゆる「ニュータイプ」のような気がします。今の段階では「地球人」はSFでしか使われていない空絵事ですが、私が死ぬ頃には使われて欲しい言葉です。 暗く不愉快なニュースばかりが流れる今日この頃、シリウスのように輝いたニュースでした。
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