不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

深夜の怪

私は1階の和室に寝ているのですが、その引き戸の外側が丁度玄関口の廊下になっていて、2階に続く階段もあります。

昨夜のこと、12時以後3時過ぎぐらいだと推定されますが、少々不気味な怪奇現象がありました。

私が寝ている和室の戸の外でいきなり水が廊下にこぼれる音がしました。水滴が垂れるというレベルではなく、ビシャッとかバシャッいう、結構大きな音。で、その後、更にボタボタボタボタ・・・という音がしてその間隔がどんどん長くなって最後に止まりました。

妻は私が寝ている丁度真上の寝室、息子はその隣の個室で寝ています。各自が個室に寝ていますが、基本誰かが起きて階段で下に降りてきたら私はどんなに深く寝ていても気付きます。そもそもその音がしたときは人の気配は全くなかった。ほんとに天井からビシャッと水が落ちてきたような、そんな感じ。

人の気配がしなかったので、その時はそのまま寝てしまいました。

今朝、起きてみると玄関口の廊下が確かに水に濡れていました。量は小さなコップ半分か1/3ぐらい。天井を触ってみると全く濡れていませんし、そもそも水があった真上は二階部分の廊下になっていて、水は漏れません。また、水のたまり具合からしてそんなに高いところから落ちてきたような感じでもなく。舐めてみるのは怖かったのですが、臭いを嗅いだところ無色透明な普通の水でした。

起きてきた息子と妻にも念のために確認しましたがもちろん身に覚えがなく。

水がたまっていた場所は階段を丁度降りたところの角。廊下に佇んで水を垂らしたら足の部分などは濡れていなさそうですが、きれいに放射状に水滴が伸びていて、階段の上から、天井よりは高くないところから水を垂らしたとしか思えません。

もちろん窓や玄関はちゃんと閉まっています。それ以外におかしいところもなく、庭にも異状を感じられなかった。

水が垂れた状況を思い返すと、人が寝ぼけて水を撒くというなら水はきれいな放射状にはならないはず。水は間違いなく真上から、しかも音からすると一度にではなくぼたぼたと落ちていました。誰が?何が?何故?どのように?

全く理解できない現象です・・・。

平成二十六年如月二十一日

不動庵 碧洲齋