不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

豪州長征計画

あ、息子のオーストラリア・ホームステイ計画のことです(笑)。

出撃まであと35日と言うことで、昨日から色々な準備の詳細なつめを始めました。

本人は本気でイヤなのか、興奮を隠しきれないのか、多分両方だと思います。

私が初めて海外に出たのは20歳になった年でした。それから3年少々をアメリカで。

息子が初めて海外に出たのは3歳。それから約1年、サイパンで。

以後、私が訪問した国は実はそんなに多くはなく7ヶ国。渡航回数で言えば18回ぐらい。

(ま、純粋な観光というのはいまだにしたことがありませんが)

息子は現在11歳ですが、渡航経験はすでに今回の豪州を合わせると4回。

こういうのが国際化というのでしょうか、よく分かりません。

息子が大人になる頃にはかなり多くの人間が月に行っているでしょうし、火星にも行く準備をしていると思います。

故に30万キロ先の月に比べたら、たかがアメリカやオーストラリアの8000、9000キロなどは全然遠くない。ましてや1億キロ彼方の火星に比べたらアメリカやオーストラリアの距離など笑っちゃう距離だと、いつも息子に言いますが、最近はそれは合い言葉というかかけ声になっています。息子の世代の子供たちにはこの距離感を感じて欲しい。地球が大きいなどと考えないで欲しいと思います。

今、息子は早朝に「南の虹のルーシー」というアニメ番組を見ているのですが、これが偶然にもオーストラリア開拓時代の話しです。故に息子はかなり興味を持っています。アボリジニーたちの今は?カンガルーやコアラたちは?今の入植者たちの子孫はどんな風に考えているのか?色々思うところはあるようです。

スケジュール、持ち物リスト、すべき事リスト、などなど話してノートのまとめている内ににわかに現実味が湧いてきたようです。

何はともあれ、今回は生まれて初めての単独旅行。しかもいきなり海外。この不安というか衝撃は少なからぬものはあると思います。

不安や恐怖、言葉がまだよく分からない困惑の中でも、外国に出て自ら切り拓けるようになってほしいものです。

そもそも同学年はもとより学校中でも4回も海外に行ったことのある子供はさすがに少ないようで、しかも1人でというのは他に知らないとのことでした。

祖母が海外の人々と広く交流をしようと志してから4代目にして、生まれながらにして国際的な子供が現れたと言うべきでしょうか。想いは実現するものなのだなと結構感慨深いものがあります。

たったの16日間ですが、それなりにたくましくなって帰ってくると期待したいところです。

平成二十七年水無月十五日

不動庵 碧洲齋