不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

昨日の稽古

昨日は弟子と甲冑仲間の1人とで稽古をしました。

稽古の内容のほとんどは来月行われる「第三回 滝の城祭り」で行われる城物語の一幕、合戦にて行われるアクションのため。

甲冑を着て長得物を振り回す機会というのはあまりないため、私は第1回からずっと参加しています。今年は色々あって豊臣方。本当は滝の城方をやりたかった~。

写真は4/13に行われた群馬県甘楽町の小幡桜祭りのもの

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15分程度の劇中でアクションそのものは2分に満たない短い時間ですが、私のアクションの基本方針は・・・

1. 軽くないこと。一撃一撃がずしっと重いもの。甲冑組み討ちならではの取り組み。間違ってもろに命中しても甲冑を着ているために怪我をしないので(笑)。

2. それでいて滑らかな動き、華麗な動き。無駄な動きがあると滑らかにはなりません。本来、武芸に華麗な動きは必要ありませんが、これは観客のためです、もちろん。

3. 嘘っぽくない動き。これによって観客は息を呑むような臨場感を味わえると言うことです。・・・あくまでうまく行ったらですけど・・・

軽快軽妙、アクロバティックな動きもいいのですが、実際いくつかの時代祭で見るとやはり迫力が全然無いんだよなぁ。もちろん彼らは甲冑などはほとんど身につけてませんが。せっかく甲冑を着ているのだから甲冑武者ならでは動きをしてみたい。

そういう稽古なので弟子も甲冑仲間も結構真剣にやってくれます。

長モノの武器は長いものをより長く、長いものを短く、変幻自在に使いこなせることが肝要です。

また、甲冑を着ているわけですから限られた視界、限られた可動範囲でどれだけ滑らかに安定して動けるかが課題です。

こればかりは実際に甲冑を着て動いてみないと分かりません。

私は槍が好きでよく遣いますが(うまいか下手かは別として)、長短と旋回の変幻自在さによって繰り出される動きに魅了されます。棒よりも攻撃性があり、薙刀よりも自由度が高いというのが槍ですが、また折を見てキッチリおさらいをしてみたいと考えています。

自分の道場でも折を見て長モノの稽古なども継続してやっていきたいと考えています。

お祭りはこちら。ぜひご家族、ご友人をお誘い合わせの上、ご参加ください。お城は小さいですが大勢の人が来て賑わいます。戦国時代の雰囲気を味わうことができるところです。

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滅多にやらないので、道場の紹介もちょっとだけ(苦笑)

武神館 不動庵道場

場所:草加市スポーツ健康都市記念体育館

(埼玉県草加市瀬崎6丁目31-1/048-922-1151)

最寄り駅:東武スカイツリー谷塚

日時:概ね毎週金曜日19-21時

主に体術の稽古ですが、時折武器も使って稽古をします。まだまだ人が少ないのでのんびりやっているのですが、それだけに初心者の方にも楽しんで頂けるのではないかと思います。そんなに難しい事はしません。ご興味ある方はこちらまで。

hekishusaiアットfudoan.cdx.jp

平成二十六年卯月十九日

不動庵 碧洲齋