不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

最新版 ロシアの行き方

近年、ロシアへ旅行する人が増えてきました。

百聞は一見に如かずと言います。あまりなじみのないロシアですが、他の欧州国や米国と違ってまだすれてない部分もあり、なかなかいい味を出しています。

他で散々言ってますが、ものすごい美人も多い。

確かにシャラポワさんが町中を歩いていても、多分普通でしょう。

ロシアの友人はロシアの女は気が強くて扱いにくいと言いますが・・・大体どこの国でも同じ台詞を聞きますな(苦笑)。

個人的感想ではやはり先進国の女性よりもすれてませんが、さりげなくオシャレ。

特に若い女性は普通の欧米諸国のようににこやかに接してくれます。

無愛想なのはごくごく一部です。

ただし公務員はちょっと無愛想かも知れません。

逆に言えばみんな真面目です。

そして発展の速度がハンパない。今欧州で一番発展しているのではないかと思います。

そういうことも相俟って、一昔前のサービスの概念を理解しないロシア人と言うよりは、サービスを理解しつつあるロシア人になってきています。

このところ毎年、ビザ申請の方法が変わりつつありますが、私なりに最新の情報を書いてみたいと思います。以前にも書きましたが、今回は最新です。私の場合は個人申請ですので、どの程度お役に立てるか分かりませんが、一応、今回で4回目のビザ申請です。多少なりとも役だって頂けたらと思います。

今のところロシアに観光で行く場合は必ずビザが必要となります。

私はロシアの友人を通じてその書類を入手しますが、有料で旅行代理店などでも取り寄せてくれます。相場は3000円から6000円ぐらいだったかと思います。

以下、申請が必要なもの。

ロシア政府公認の正規の旅行代理店から取り寄せる必要な書類二つ。

バウチャーと外国人旅行者受入れ確認書です。これは現物でなくともFAXとかメールなどに添付された画像でも構いません。

そして有効期限が半年以上残っている自分のパスポート。

飛行機も予約しておかねばなりません。多分これがないと書類は取り寄せられないかも知れません。

証明用写真1枚。念のために裏にローマ字で自分の名前を書いておきましょう。

インターネットに繋がれたパソコンとプリンター。これがないと申請できませんのでご注意ください。

アドビからアクロバットリーダーもダウンロードしておいて下さい。

まず、一応ロシア大使館のHPを閲覧して、情報を知っておきましょう。

http://www.rusconsul.jp/hp/jp/news.html

ビザ申請に必要な申請書を作成するためのサイトはここ

http://visa.kdmid.ru

このネット上で作製した申請書以外は受け付けないのでご注意ください。

必ずここで作製して出力した申請書だけです。

また、作製途中で保存した場合は修正できますが、最後まで行くと修正が効きません。

よくよく注意して取り組んでください。

失敗してしまったら、削除とかはできなさそうなので、もう一度最初からトライしてみてください。(削除できないものとバッティングしてしまうのかどうかは分かりませんが)

いちいちスクリーンショットを挙げたりしませんが、画面が要求するとおりに入力していってください。個人情報などは省きますが、書類に記載されている記号や番号を間違えずに記入してください。必要な番号は4桁の番号と6桁の番号の二つです。

完全に記入を終えると、pdfファイルに出力されます。

それをプリンターで打ち出して、サインとサインした日を記入し、写真を貼って完成です。

申請書と先の書類2枚、自分のパスポート、この4点を提出して初めて受理されます。

ロシア大使館への行き方。(済みません、地方に関しては分かりません)

地下鉄日比谷線神谷町駅になります。

領事部は平日の9時半から12時半までです。しかしロシアの祝祭日は休みになるので、日本が平日でも休みになっていることがありますので事前に必ず確認してください。

申請するタイミングですが、できたら遅くとも出発3週間前ぐらいがよいでしょう。ビザ申請は2週間だと無料で、それ以後、短くなるにつれて高い料金を取られます。

大使館までの道程は簡単ですが、余裕見て10分ぐらい見積もりましょう。

領事部には少なくとも30分前、9時には並ぶようにしましょう。シーズンなどになると非常に人が並び、かなり待たされます。大使館の壁沿いに吹きさらしで並ぶので、暑い日は飲み物や日傘、サングラスなどを持参した方がよいでしょう。時間つぶしに音楽を聴いたり本を読んだりしてもよいと思います。周囲には警察官が警護に当っていて、結構物々しい感じです。

また、並んでいる人は業者や会社の人が多いので、一人1申請とは限りません。多いと一人で10人分ぐらいの申請をするので、なるべく早く並んだ方がよいです。早ければものの10-15分で終わります。

時間になると領事部の扉が開きます。入口はセキュリティのために狭くなってますが、そのまま中に入り、番号発券機から番号札を取って下さい。そして窓口1か2に並びます。去年まではいつも2番だけでしたが、申請者数が増えてきたのか、最近は1.2番両方稼働しています。番号通りに呼ばれますので、申請に関しては並ばなくても構いません。待合室はやや広く、一つだけ自販機もあって飲み物が買えるようになっています。ロシア関係の雑誌もあります。もちろんトイレもあります。

受付窓口は防弾ガラスが貼られていて、ロシア人職員が働いていますが、必ず一人二人は日本語がうまいので分からないことがあったら聞いてみてください。まず順番が回ってきたら、申請書とバウチャーと外国人旅行者受入れ確認書とパスポートを提出します。それと番号札もです。何日?とか聞かれますので、出発まで2週間以上余裕があれば2週間と言いましょう。無料でやってくれます。

受理されると小さい紙切れを渡されますので、今度はそれを持って向かって一番左の3番窓口に並びます。そこで今度は黄色い薄い紙をもらいます。それがビザの引換証になりますので、大事に保管してください。以上で申請は完了です。

受領の場合は以下の通り。

黄色い引換証を必ず持参してください。やはり早めに大使館に行った方がよいでしょう。ただし受領は申請と違って比較的(あくまで比較的)スムースなので、申請よりは多少並んでも大丈夫かも知れません。

時間になって中に入ったら、今度は発券機から番号札を取らないで下さい。そのまま3番窓口に並んで下さい。

順番になったら黙って黄色い引換証を出せば、問題がない限りは職員がビザを貼ったパスポートを返してくれます。有料の場合は領収書になると思いますが、黄色い紙と同じサイズの赤い紙も渡されますが、これは不要なので後で処分して構いません。

以上でビザの申請と受領が完了します。

今年ぐらいからビザのホログラムシールが省略されました。同時にインターネット経由の申請書発行になったので、利便性は高くなってきていると思います。ノービザも検討されているという話も聞きます。是非そうなって欲しいと思います。

これらの記載事項は全て私個人の経験を元にして書いてますので、責任は持てません。必ず事前にロシア大使館のHPを確認して、旅行代理店からの注意を聞いてください。

以上、ロシアの旅をお楽しみください。

平成二十五年文月二十六日

不動庵 碧洲齋