不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

鎌倉観光

6年半ぶりに鎌倉の観光をしました。 建長寺には昨年の10月に開堂法要のために行きましたが、建長寺円覚寺だけでした。 また、今回初めて大仏を見たり、江ノ電に乗ったりしました。 2006年秋に鎌倉に行ったとき、一番印象深かったのは・・・ 「カフェのお姉さん」(笑) 鎌倉駅のすぐ近くにある建物の、中庭にあるカフェでした。 同門と訪れた折、非常に美しいウェイトレスさんがいました。 美人である事は言うまでもありませんが、物腰や話し方、しっとりした雰囲気など、とても好感が持てました。 お願いして一緒に写真に写ってもらいました。本当は右側に他流の武友もいたのですがカット(笑)。 今でも良く覚えている美しい方でした。
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そのときの写真。笑顔がすてきな方でした。 今回も同じカフェに行きましたが、さすがにいもうませんでしたね。もうお嫁に行ってしまったのではないかと(T-T) しかし今回対応してくれたウェイトレスさんもなかなか美人で物腰も好ましいものでした。多分店の教育がよいのかも知れません。 そこで自宅からの長旅の疲れを癒して、長谷まで。 長谷寺と大仏を見るため。 詳細はまた。 駅に戻る途中、小さい竹細工店に立ち寄りました。 建物は非常に古びていましたが、ぴんと来たのです。
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基本、私はいわゆるお土産のための大量生産品を好みません。 昔、伝統工芸品を扱っている会社にも勤めた事があるので、ある程度の良し悪しは分かるつもりです。 よほどの事がないと普通のお土産屋さんの商品は買わない事にしています。 この竹細工店、写真の通り一点ものしか売ってません。当たり前ですけど。 しかし思ったよりはずっと安い。出てきた老婦人と少し話し、小さい花入れを買いました。 大きいものだとバッグに入らなかったので。 由比ヶ浜にも行きました。天気が良くて風も強いのでウィンドサーフィンをしている人が多かった。凧で鯉のぼりを上げていたのですが、壮観な眺めでした。何であんな事をしていたのでしょうか。そこで少々遅い昼食。家から持ってきたおにぎりを二つ。そういうところで食べるとうまいですね。
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江ノ電、古い車両を模したデザインでしたが非常に良かった。江ノ電の人気が高い理由の一つかも知れません。 人は往復共に多かったですね。 鎌倉駅を下りて改札を出ると、盲目の紳士がいました。ものすごい人だかりだったので声をかけました。同じ方向だったので、ご一緒しました。ちょっと一人で無事に歩ける状態ではありませんでしたから。途中二言三言語っただけなのですが、とても感じの良い方でした。
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その後、小町通りを北上、立ち寄ったのはお香の店だけでした。何点か欲しいものがありましたが、今回持ち合わせが少なかったので次回。 鶴岡八幡宮では舞殿で結婚式が執り行われていました。正直、ほとんど見せ物扱いでした(笑)。しかし外国人達に見せられた事は良かったと思います。こういう所で式を執り行うとやっぱり高いんでしょうね。 参拝してから一路北、建長寺に。坐禅会まで時間があったので、東慶寺まで行き、天秀尼のお墓を探したのですが見つからなかった。できたら案内図ぐらい用意して欲しかった。今回、天秀尼の傍にある甲斐姫の墓を詣でたかったのですが、時間が足らず。これは次回に参れとの天意なのだと思います。寺自体はさほど大きくもなく、素朴な作りですが、鐘楼と茶室でしょうか、とても良い雰囲気でした。 ・・・というか、後で調べたら写真に収まっていました。甲斐姫!大変御無礼いたしましたっ!元領民が武友に優れる姫君の前を素通りとは、生きておわしたら私の首が薙刀ですぱりと切り落とされていた事だろうと、今になって首をさすります。 正面が天秀尼の墓、左端が甲斐姫のものと思われます。断定的ではないようですが、Wikiを読むと、甲斐姫の確率7割ぐらいかなと思います。希望的観測も入ってますけど。次回、供物と線香を供えて読経いたします。
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中央が天秀尼、左端が甲斐姫の墓と推定される墓です。 建長寺坐禅会についてはまた後ほど。 生まれて初めて「猊下」って呼ばれている人とサシで挨拶できた事に感激です。 この方が師匠の師匠かぁ。意外に?思った通り?禅宗僧侶にありがちな飾らない方でした。 提唱も恐るべきわかりやすさ、かつ文字にするには難しいというもの。 さすが吉田管長猊下。 と、今朝は簡単にここまで。 平成二十五年皐月十九日 不動庵 碧洲齋