この絵は息子が描いたものです。
タイトルは「遊園地の宇宙船」
埼玉県の展覧会に出展されたものです。
私はあまり絵心がないのですが、息子の絵はなかなかうまいものが多いように思います。
技術的にと言うよりも何を表わしたいかという点で優れているように思います。
この絵だけではなく、他にも幾つか出品されているものがあります。
暗黒の大宇宙を突き進んでいる巨大な宇宙船です。
周囲に星は見えますが、本当に真っ暗です。
それとは対照的に宇宙船の中はとても明るく、楽しそうです。
息子は色々な国の色々な人が楽しめる宇宙船なのだそうです。
この絵を見たとき、いわゆる「宇宙船地球号」とダブりました。
地球は確かにどこかに向かっている宇宙船です。
息子なりに世の中の不安情勢はよく分かっています。
私自身、よく話していますから。
同時に素晴らしい未来、明るい未来も勤めて話すようにしています。
宇宙開発、科学技術、国際社会、不幸な未来も多いですが、明るい未来も決して少なくありません。
それを輝かしておく責任は大人にあります。
大人は子供たちの希望の火を煌々と輝かせておく責任があります。
私はそう信じています。
この宇宙船は何のためにどこに向かっているのか、聞いてみたくなりましたが、その前に自分でじっくりと考えてみることにします。
私は仏に祈り、神に祈り、日々の生活においても息子の夢が実現できるよう、常に念頭に置いています。
私たちが生きて子供たちを育てていく様もまた、この宇宙船のようなものではないかと思うのです。
どうか今の政治家の皆さん、大人の皆さん、子供たちがこのような壮大な夢を実現できるような、明るい未来を作っていこうではありませんか。
平成二十五年卯月八日
不動庵 碧洲齋