不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

占い師

占いは基本、おもしろがることはあっても真に受けることはあまりありません。私自身、中国思想を学んだ過程で易などを独学でちょっとやってみました。それはものすごく重大なときにのみ行われ、古代中国の作法に則り、ちゃんと記録を取ってあり、20年ぐらいの間に20回、占っています。ここ5年ぐらいは全くやってませんね。禅の影響でしょうか、必要を全く感じません。これからの人生で何度かやるかも知れませんが。そのほか中国思想としては四柱推命学とかもかじってみましたが。かじった程度。

タロット占いや星座占いとかは「ああおもしろいな。」ぐらい。あえて見ないことはしませんが、真剣になることもなく。その昔留学中にその筋では実は有名だった方にやってもらったことがありましたが、いつも割にぶすっとしているのに私の時、一瞬だけ「ニヤッ」とされたことがあり、その後しばらく悪夢にうなされました(苦笑)。いいことだったのか悪いことだったのか、その後の彼女の解説はどちらとも判断が付きかねるような感じでした。

その後にそういうスピリチュアル系の方と何人か会ったこともありますが、幸いにしてそんなに悪い結果だったこともなく。

まあ、そういう感じだったのですが、ここ最近、注目の占い師さんがいます。

石井ゆかり」さんという方。

星座占いの方のようですが、独学だそうです。

いつだったか、書店に行ったとき、星座別に書かれた文庫サイズの著書を偶然手にしました。

基本、占い関係の著書なんて手にしません。

が、ひらめきを大切にする私はそのとき、思うままにその本を手に取ってみました。

内容がとにかく分かりやすくおもしろい。

今までネットやテレビで紹介するような星座別の占いのような書き方ではなく、論理的。

占い師目線ではなく、占われる側の目線であるように思った次第。

生まれて初めて、星座占いの類の本を買ってしまいました。

ツイッターでもフォローしていますが、彼女のプロフィールには

「ライター。ここではほぼ毎日「今日の占い」を呟いてます。 … あと「先生」って呼ばないで下さい。禁止。占い以外の呟きもあります。占いbotではないです。「石井ゆかりの星読み」よろしくお願いします!」

先生って呼ばないでください。とってもよく分かります。こういう奥ゆかしい方はとても信頼できます。私も本当にお金を頂いている弟子以外からはあまり先生と呼ばれたくありませんが、国内外にどうしてもやめてくれない人もいて少し困っています。自信を持って(笑)言えますが、そういう方々は私を過大評価してます。

石井ゆかりさん、実際にちょっと会ってみたい気がします。

書き方というか切り口がとても親しみやすいので、ぜひ彼女のサイトなどを覗いてみてください。きっと「なるほど」と思いますよ。

平成二十五年弥生

不動庵 碧洲齋