今日も息子をロボット教室に車で連れて行きました。
道中、息子がふと尋ねました。
「あのさあ、無から何か生まれるの?」
「宇宙は無から生まれたんじゃないのか?」
「ビッグバンの種は無じゃないよ。」
「ああ、なるほど・・・」
今回は長ーーーーーーくなるので書かないでおきますが、最近はとんでもなく難しい質問をするようになりました。
(ま、今に始まったことではありませんけど)
しかも息子はこの質問に対して科学的な意味と命題的な意味を持たせていて、かつどちらの解答も同一だと思っているようだったので、なおさら大変でした。
私は基本、どんな話しであれ、徹底的に向き合うことにしています。
面倒くさがったり、分からないとは言いません。
往路と復路でじっくりと語り合いました。
生と死、いじめ、悟り、仏、宇宙の起源、自分の存在意義などなど色々なものを比較対照して、有無の定義や証明をしました。
完全な解答は私だって分かりません。
解答のきっかけになるような話しに持って行っただけです。多分。
無から有は生じるのか。
なぜ無があり、なぜ有があるのか、なかなか奥深く意義深い会話ができました。
息子が宇宙開発に従事して、その途上で明確な解答が得られ、かつそれが社会に役立つものであればよいと思います。
平成二十五年弥生三日
不動庵 碧洲齋