不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

日本人のスイッチ

息子の先生はよく時事問題を解説するのだそうです。なかなか良いことだと思います。昨日、息子から「日本と中国が戦ったらどっちが勝つ?」と問われたので「日本」と答えました。学校の先生は中国なのだそうです。第二次世界大戦までかろうじて優位だった物量作戦も今では全く役に立ちません。物量が多いと言うことは動きが鈍くなります。少数精鋭で迅速に片付けるのが近代戦です。

人海戦術は今でも中国人民解放軍の十八番ですが、科学戦となるとまだまだ。中核技術のほとんどは国産ではない、ただのコピー技術です。それは高速鉄道の運用を見てすら分かります。ただでないコピー技術というのは例えばライセンス生産。日本は米国の戦闘機をいくつかライセンス生産している数少ない国です。まあ、こういう事ができる国家は世界でも日本を含めて2.3国ですけどね。

海軍と空軍という意味では一旦火蓋が切られたら単独でも自衛隊の方が有利です。詳細は省きますが、日頃の訓練のレベルが違います。艦艇の装備、センサー類の性能、人員の練度に関しても多分、自衛隊に分があると思います。分がないのは数だけです。

先日の火器管制レーダー照射にしても、艦長が司令部に許可を求めたとは思えません。許可するわけないからです。そして艦長は国際的な常識を知らずに安易にそれを行ったと思います。政府幹部も把握していなかったし、言い訳や見苦しい切り返しに拘泥した。これだけ見ても、大清帝国北洋水師艦隊と同じレベルのままであることが分かります。もっとも丁汝昌提督は格段に人徳のある司令官でしたけどね。丁提督に比べたら今の解放軍艦隊の司令官はごみ屑に等しい。

そして日本は単独で戦うことはあまりあり得ない。米国、韓国がいます。(韓国は知りませんが)

そもそも現代に於いて、先に攻撃した方はよほど理由がない限りはかなりのリスクや不利があります。

国際的な制裁は必須。そもそも中国から撤退したい企業はあまたありますし、中国人ですら半分以上は逃げ出したいと思っています。

彼らには「宇宙戦艦ヤマト」の意義は理解できません。そういう民族なのです。

共産党の連中は昔の方がスマートだった。日本と国交を回復した頃の連中の方がよほど頭が良かった。というかもっと質素だった気がします。今は違う。仮想敵をでっち上げて、国民の不満をそらせる。まあそれは古今東西行われていますが、戦後の日本ではそれをしてません。故に嗤ってしまいそうですが、中国やや韓国の国民ですら日本の信頼度は高いのです。たまたまなのか何なのか、戦争を徹底否定するその精神がそうしてきました。現実の武装までそうしなかったのは何より。

あまり知られていませんが、中国は対外的な防衛費と同じかそれ以上ぐらいに国内治安の為の予算が計上されています。日本でも明治の初期まではそうでした。今でも例えば北朝鮮とかアフリカの貧しい国々などは国防予算を上回る国内治安予算が計上されています。つまり中国はそういうレベルなのです。そしていまやジニ係数は0.6という、およそあり得ない高さにまでなり、大気汚染も首都で1000μg/m3という、普通は人が住めない濃度になっています。政治家の腐敗も中国各王朝の末期と同じ状態です。仮想敵を以てしても人民は振り向きにくくなってきています。

中国の歴史によると、そういう場合は草民が王朝をひっくり返します。今回も同じじゃないでしょうか。ただし世が世なので経済的な意味で世界中に迷惑を掛けます。人も脱出します。日本の犯罪発生率は跳ね上がるでしょうし、経済的にもしばらく最悪になるかも知れません。北朝鮮も崩壊、韓国に泣きつかれるかも知れません。アジア諸国はやはり日本にまた、リーダーシップを求めるかも知れません。

さてさて日本人はどう動く?

日本人はその器を持ってますか?

支那野郎とかキムチ野郎などというお馬鹿なことを言ってたら、小国は付いてきません。

国際的な視野の広さ、寛容さ、むろん強力な軍事力、国民のレベルの高さ。

こういうものが非常時に必要とされます。

非常時になってからではありません。非常時になる前に必要なのです。

日本がワンステップ上がるには残念ながら他国の混乱を以てするのが一番手っ取り早い。

そして爆発寸前の中国が一番良い。

悲しい話しですが、大小あれども大抵の国は戦争で一皮むけます。

しかし他人の生き血を吸うのはなるべく少ない方がよい。

大きな戦争ではなく、大きくても小さな紛争程度に抑え、中国が世界から見放される方向に。

中国人がすたれかけた文化力で復活すればよし。

私はそうして欲しいです。

それが叶わず、中国人が狂気のままに爆発する場合にのみ、我ら大和民族は侍の刀を以て対峙すべきです。

先日靖国神社に行きました。

私が子供の頃は老人ばかりが参拝してましたが、今や半分以上が若い世代。

皆、恐ろしく凄惨で深刻で悲壮な決意を以て参拝してました。

年近い平和を享受してきた割にはなかなかの決意の在り方に感じた次第。

中国人や韓国人はやめればよいものを、入れてはいけない、欧米人ですら恐れる日本人のスイッチを入れてしまった感じがします。

これから混乱や戦乱はあるでしょう。生きるのも大変です。やれやれ。

自殺する閑もないほど忙しくなるかも知れません(苦笑)。

その覚悟があれば、日本はまた燦然と輝く、そんな気がします。

私はそういうことを視野に入れて、日頃子育てをしています。

平成二十五年如月十三日

不動庵 碧洲齋