日曜朝の坐禅会はあいにくの雨でした。
しかし雨音を聞きながらの坐禅はなかなか禅定に入りやすいものです。
単に坐っていると、ダンゴムシが単縁を移動していました。
よく見ると単の下、石の床にも何匹かいいました。
雨なので、ダンゴムシたちは座禅堂に避難してきたのでしょう。
ただそれだけなのですが、その時、この小さなダンゴムシにも命が吹き込まれているという真理を強烈に感じました。
同じ仏の、ほんの少し違うだけの在り方に畏敬の念を覚え、深く感謝しました。
どんな生き物も生きているから尊い、というよりは同じ仏どうし、互いに尊敬し合って仲良くやろう、そんな風に感じました。
昨日は朝と夕刻2回の坐禅会がありましたが、どちらも非常に深く坐れた気がしました。
平成二十四年文月九日
不動庵 碧洲齋