不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

ジブリ美術館

土曜日は米国人同門と彼の友人夫妻、うちの家族でジブリ美術館に行きました。

初めて行きましたが、館内は撮影禁止なので感想をば。

晴れていたら吉祥寺駅かり三鷹駅から歩いた方がいいですね。でもジブリデザインのコミュニティバス三鷹駅から出ています。土曜日はあいにく天気が悪かったのでバスでした。

10時からの入館でしたが、20分前には結構な人数がいました。まあ館内撮影禁止なので、外はたくさん撮影した方が良いですね。建物はとても雰囲気が出ていて良い感じです。よく目を凝らすと、屋上にロボット兵がいるのが分かります。

チケットはフィルム3コマ文入りのしおりと交換されます。私のはポニョでしたが、息子が欲しがったので後であげました。このしおりは短編映画の鑑賞券になるのでなくさないように。

美術館で一番感動したのは入り口の宮崎監督自身のメッセージ。

ただの撮影禁止なのですが、書き方が最高。

早速英訳して、うちの同門にも紹介しました。

これはビデオ撮影ばかりに熱を上げている外国人門下生に対する戒めとしても使えそうです。

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中は基本ほとんど木を基調にデザインされています。こういう造りなら鉄筋コンクリートでも本当に心休まるような気がします。実際はお金がかかるんでしょうね。

エレベーターなども多分、特注デザインだと思います。内部外部共に結構凝った造りです。

色々な仕掛けもありますが、基本は美術館の名の通り、アニメ美術を見るというスタンスですので、小さなお子様には少々つまらないかも知れません。私の独断と偏見では小学校高学年以上でしょうか。家族でもカップルでも楽しめそうです。人が多いので少人数の方が良いかも。たまたま春休みで子供が一段と多かっただけかも知れませんが。

内部は迷路のようです。事前にじっくり確認した方がよいかも知れません。

また、人が多いのでレストランなどは早めに並びましょう。短編映画は20分足らずなので並べば見られますが、レストランは回転速度が読めないので、中で食べたい方は早めに並ぶことをお勧めします。

短編映画は本当に楽しかったです。宮崎監督のすごいところは、何でもない日常を実におもしろく描けるという点です。もしかしたらディズニーさんもそういう才能があったのかも知れませんね。あ~あ、また犬を飼いたいな~。

お土産屋さんもどちらかというと大人向け。小さなお子様向けではありませんね。それだけにあまりチャチイ品揃えではありませんでした。それは素晴らしい。

屋上の庭園は思ったより狭く、それに驚きました。ロボット兵がいます。思ったよりはやや小さいのですが、メチャクチャ細部までこだわった造りでした。本物みたい。これも並んで撮影を待ちましたが、幸い人数も少なく、すぐに撮影できました。本当は人がいなかったら碧洲齋VSロボット兵で撮影したかったのですが、大勢いたのでそれは恥ずかしく、止めました。

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珍しい後ろ姿 怖いと言うよりおもしろい

雨と風が強かったので、それが残念でしたが、多分時期を外していけば結構ゆっくり見られるのではないかと思います。

復路は吉祥寺にしました。三鷹駅は降りたバス停で待てばよいのですが、吉祥寺の場合は20-30メートル先の反対側の車線にバス停があります。私たちはそこから吉祥寺に行って昼食を取りました。

平成二十四年卯月二日

不動庵 碧洲齋