さっき書いていた、比較的長いブログがトラブルで消えてしまったので、気を取り直して別のことを書きます。
今日は息子の授業参観日です。
従って今日の稽古はお休み。
あいにく天気はよろしくないようですが・・・。
息子の通っている学校は創立明治6年(1873年)ですからかれこれ138年になります。
もっとも明治政府から開校のお沙汰が来る前から近所のお寺で寺子屋があったようです。
実際、開校命令があったときもお寺でした。
市内で2番目に古い小学校です。
繰り返しますが、それ以前から寺子屋がすでに幾つかあったので、学童たちはそれなりの数だったのでしょう。
お隣韓国では日本と合併する前の識字率は10パーセントに満たなかったと聞きます。
(江戸時代末期、日本の識字率は低くても5割、高ければ6割以上だったと江戸東京博物館の学芸員さんから聞きました。ちなみに明治時代のロンドンでも4割にも満たなかったそうです)
留学中に知り合った、米国に移住した韓国人のおばあちゃんも日本になる前は大きな庄屋さんのごく一部しか学問ができなかったと言っていました。
それを考えると日本の教育制度はなかなかのモノだと思いますが、最近の様子を見ているともの凄く不安です。
私は勉強ができるとかできないとかよりも、何故それが重要なのか、という点を息子jに分からせてやりたいと思います。
ダイヤモンドが希少価値のある鉱物であることはよく知られていますが、それを掘削して利用できるようになるまで、鉱物学、機械工学、化学、地質学、物流など、さまざまな最先端技術、学問が必要になります。
学問がダイヤモンドを安く安全に大量にもたらすことができます。
そういう原理を息子が理解してくれたらいいと思っています。
そしてダイヤモンドの話はそれでは終わりません。
ダイヤモンドは(も)単なるケシ炭、人間が燃え尽きてもただの炭、きらびやかさに惑わされても、価値に気付かないのもよろしくない、ダイヤモンドは工業にも非常に貢献している反面、人を狂わせる美しさもある、そんなことを知ってほしいと思います。学問もそんなものだと考えています。
授業参観の話でした。
留学中に気付いたのですが、日本の教育は恐るべき左翼主義です。
言うまでもなく日教組が原因ですが。
幸いにも現在は私が小中学生の時よりもかなりよくなってきています。
よくなってきている証拠に、5本の指でもお釣りが来るぐらい、世界でも数少ない反日国家が気分を悪くしています(笑)。
親としてはどんな授業をしているのかじっくり見なければならないという責任感があります。
また、自分の息子がどのような社会性があるのかというのも興味があります。
これは武芸の稽古よりも重要でしょう。
さて、ちょっと坐ってから行くとしよう・・・。
SD111015 碧洲齋