不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

日本科学未来館

昨日は息子と日本科学未来館に行ってきました。

http://www.miraikan.jst.go.jp/

開館30分前に行ったのですが、すでに100メートルぐらいの列ができていました。

待っていた人の多くはドームシアターの特別観賞を待っていたらしいのですが、1回の上映で120人、1日で3回しか行われないので、まさにプレミアムチケットです。

息子はロボットASIMOの実演が見たかったようで、入館して速攻、場所取りに向かいました。

お陰様で最前列にてASIMOを見ることができました。

ユーチューブにアップしました。

http://youtu.be/sUjUkSTil3U

実は前にも見たことはあるのですが、やはり日本のロボット技術は突出して優れてますね。

何度見ても驚かされます。

ちなみに今現在、「走れる」ロボットは世界でもASIMOだけだそうです。

その次、私と息子は宇宙が好きですので、いくつもある宇宙開発関係の展示品に釘付けでした。

H2ロケットのロケットエンジン

ISSの住居棟。

感動しました。

ISSの住居棟は感動しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました。

特別展は東京スカイツリーができるまで。

色々なデザイン候補が挙がっていましたが、どれも溜息が出るほど秀逸なものでした。

それにしても一番感動させられたものはその構造。

ご存じの方もいると思いますが、日本の寺院などにある五重塔などの仏塔で用いられている心柱という方法が東京スカイツリーに使われています。

この心柱、実はつい最近までその原理がよく分かっていませんでした。

Wikipediaにはいまだにその原理が解明されていないと書かれていましたが、少し前にやっと、解明できたという番組を見たことがあります。

そしてこの仏塔、歴史的な記録として、地震で倒壊したという記録がどの寺院にもないのです。

これは恐るべき事と言わねばなりません。

ともあれ1400年前から用いられている、耐震として史上最強の構造、心柱が現代日本の最高峰の建造物に用いられたことは感動せずにはいられませんでした。

どこぞの国のように、デカいだけ、速いだけ、などという薄っぺらなものではなく、全部ひっくるめた技術というものが、この国にはあると再確認されました。

この博物館はお勧めです。

多分、大人が1人で入っても楽しめると思います。

帰路、変わった人たちとすれ違いました。

国旗を持ってすれ違ったのですが、別段右翼でもなし、サヨクっぽくもなし。

ごく普通の人っぽいのです。

で駅に着いてから気付きました。

彼らはフジテレビに抗議デモをしに行く途中でした。

台湾でさえ、韓流には辟易されているとのこと。

韓国ドラマの出来がひどいとは私は思いませんが、(歴史物はかなりひどいです)抗議が出ているという事実は、やはり何らかの問題があるのだと思います。

SD110920 碧洲齋