不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

韓国に対してちょっと言いたくなりました・・・

鬱陵島の話題が出てきているからではありませんが、大韓民国についてちょっと言いたくなりました。

基本的に私は日本人として「和」を尊ぶように遵守しているので、ロシアを除くと日本から1番目、2番目、3番目に近い国が世界でも数少ない反日国家であることに深い悲しみを覚えます。

そしてできたら大昔のように文化的な交流ができたらと思います。

第2次世界大戦後、朝鮮半島が南北に分断されてしまったことには同情も覚えます。

直截的には彼らたちのせいではないと信じます。

もっとも大戦前でも実質的な独立が保てないことは自分の国に問題があるとは思いますが。

同族の敵と長い間対峙するのに、仮想敵を作り上げねばならない心情も理解しているつもり。

対峙しているのは同族だけど、敵は他にいる、とか何とか、破綻していそうな理屈でも並べないとやっていられない気持ちも分かります。

私は留学時代や豪州赴任時代、日本語教師時代に韓国人と仲がよかったし、その後、在日の同僚からやむなき事情で結構な大金を貸してくれと頼まれたとき、私は黙って貸したこともあります。

相手が極端な反日的言動をしない限り、私は色々な思想があってもよいと考えています。

ただ、どの思想であれ、相手を敬わない思想はどんなものであっても世界には受け入れられないと思います。

残念ながら、近年の韓国人を見るに、どうしてもいただけない風潮が蔓延しているように思います。

韓流について。

私はハリウッドと同じく、その国の文化を知るためにはそういった大衆娯楽を知ることはとてもよいと思います。

そういう意味では韓国人も日本の文化に詳しくなってきましたし、韓国のことを全く知らなかった日本人が減ることもよいと思います。

が、例えば「チャングムの誓い」。

数回見たことがあります。

ご存じない方が多いと思いますが、あの時代(中宗時代)は評判の悪かった李氏朝鮮王朝の中でも一番ひどかった時代です。

ドラマの中では民衆は貧しいながらも楽しそうにしていますが、正直史実を知っていると哀れでなりません。

もちろん、「チャングム」なんて人はいません。

そんなことをしたかも知れない宮廷女医さんがいた、というだけです。

だから「チャングムの誓い」はほぼ100パーセント、フィクションなのです。

これは日本の「暴れん坊将軍」とか「水戸黄門」よりもフィクションです。

このお二方は間違いなく実在しましたから。

そして、時代考証が本当にズレまくっているというか、ウソっぽい。

例えば日本だったら「水戸黄門」などの時代考証はあえて現代の観衆にウケやすいように、敢て無視している部分がありますが、韓国の歴史物はそもそもわざとなのか知らないのか、どう考えてもおかしいところがたくさん見受けられます。

時代考証がいい加減だから、セッティングがとても安っぽくなります。

最近クオリティが落ちてきたと言われる大河ドラマよりも、ずっとひどいできばえです。

トレンディドラマに出てくる俳優さんや女優さんについて。

これは滅多にそういうことを言わない妻も言っていましたが、みんな似たような美人やイケメンばかりで気持ちが悪いそうです。

要するに皆、整形をたくさんしていると言うことです。私も全く同感です。

芸能人だから私は整形はしても良いと思います。

でも日本ではさして美男美女でもないのに人気のある人は多くいます。

見栄えをよくする、見栄を張る、こういうものに固執しているように思えてなりません。

固執しているが故に、皆、同じような顔になってしまうのです。

韓流は見せたい韓国であって、本当の韓国ではありません。

つまり、誇張してでも見せたい韓国をライトアップさせ、見せたくない部分を幕の内側に隠してしまっています。

だから韓流マニアの人が韓国のことをよく知っているのとは違います。

私はこれを恐れます。

そして韓国人の怖いところは見たくないものは見ない、認めたくないものは認めないという考えが顕著なところではないでしょうか。

日本はその逆で、他国では恥部みたいな部分でも、かしこまって自国民に認識させます。

そんなおめでたいことを刺せているのは世界広しといえども日本ぐらいでしょう。

我が国が我が国がとガリガリしていると、どこかで破綻します。

これはたとえ日本を上回る科学力や経済力を持ったとしても同じです。

何かの言葉ですが、「心の貧しい者は、豊かになってもその豊かさをひけらかす貧しさを持つ」です。

そう遠くない未来に北朝鮮が崩壊したとき、彼らはまた、大国間のせめぎ合いの中に立たされます。

中国(この国も危ないですが)、ロシア、アメリカ。日本は大国ではありませんが、関係はあるでしょう。

誰が一番、信じられるのか、今からよく考えておくことは決して無駄ではないと思います。

SD110801 碧洲齋