不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

露産

土曜日に来日した露国の友人から土産を頂きました。
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一つは帝政ロシア時代の銅貨です。 1905年と言えば日露戦争で日本が未曾有の大勝利を収めた年です。 コインの紋章や文字などはかなり美しい出来映えで、職人芸的な繊細さが見受けられます。
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もう一つはショルダーバッグ。 ロシア人の男性は何故かA4サイズかそれよりも一回り小さいサイズのバッグを斜交いに掛けている人が多いのです。 多分現金とか身分証明書とか重要なものを入れているからなのでしょう。 理由は理解できるのですが、身体の大きいイケ面が多いロシア人がそういう風にショルダーバッグを身につけているとちょっと笑ってしまいました。 とはいえ、持っているバッグはなかなかオシャレで、しかも機能的なものが多く、物欲は沸いていました。 友人はそれを覚えていたらしく、なかなか高そうなショルダーバッグを私に手渡しました。 外装は黒のなめし革製で金具の造りもなかなか重厚で、裏地もちゃんと縫製してあります。 ファスナー付のポケットが6つ、ファスナーなしが1つ、メインの収納スペース、そしてペンホルダー2つに携帯電話用のホルダーが2つ、更にマグネット式の覆いが付いています。 現在私が使っているショルダーバッグとほぼ同じ大きさ。ごく僅かに小さめになっています。 今使っているのは既にほつれがあちこちに見られるナイロン製。 ストラップの留め具などもプラスチック製です。 もしかしたら中国製かも知れないのですが、今のところどこも壊れていないので、しばらくはこの古びたバッグを使っていこうかと思っています。もったいないですからね。 SD110530 碧洲齋