不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

地震 備忘録

15時の休憩になる少し前、市内の防災スピーカーから聞き慣れない警報が鳴りました。

多分地震だろうと思い、やおら席を立つと、別の同僚が「大きいのが来るよ」と言いながら足早に外に出ました。私もそれに続き、外に出たかでないかのうちにぐらり。

私は多分立っていられたと思いますが、地面の様子を知るために膝を突いて揺れを体感しようとしましたが、そのゆれ方たるや、ますます大きくなるばかり。会社にある4tロングトラックがおもちゃのようにゆれていました。ボロい工場も大きくゆれています。

どのくらい続いたでしょうか。断続的にそれは続き、昼休みの終わる15時10分のチャイムの後ぐらいまでは大きな地震が何度もありました。

世の中は便利なのか不便なのか、携帯はほぼ全滅、ただしWEBは見ることができ、ワンセグテレビも然り。とんでもなく大きな地震のようです。

しばらく後、本日は休業と決まり、私は自宅に帰りました。

家は西側2階にあった室外機が落ちそうになっていた以外は外観問題なし。玄関に入ると鏡が倒れていましたが割れていませんでした。階下はほとんどダメージなし。家具が少し動いていたのと、仏壇の内側が倒れていただけです。青銅のお不動様が前に倒れていました。身代わりになってくれたのかと感じた次第。2階に行くと・・・

すみません、元々散らかっていたのか、地震で散らかったのか全く判別が付かず・・・(爆)

確認後、息子がいる学童に向いました。

学校付属ですが、この学校はできてまだまもないので耐震強度は多分市内でも有数の強度だったことでしょう。しかし小学校入り口の道路では地下から水道管が破裂したようで、水が噴き出していました。

息子の安全を確認した後、一旦会社に戻り、少し片付けてから再度息子を迎えに行き、車に燃料を入れようとしたものの、いつも行っている旧JOMO、ENEOSが何かトラブルでもあったのか閉鎖されていたため、やむなく出光にて給油。

自宅に戻ると、自分と息子の着替え、非常食、その他必要なものを車に搭載して待機するも、時々余震あり。そのうちに妻が帰宅。2階はやはり地震によるものだったそうです(笑)。

私は残ったご飯でおにぎりを作りました。また5合を炊き、更におにぎりを作る。無心になって作ると不安が取り除かれます。かなり大きめのを6個作りました。多分明日いっぱいは十分に持つ量でしょうか。

武芸の師に電話をしたところ、宗家共々大丈夫だったとのこと。明日、問題なければ稽古と言うことになりました。

携帯は全く使えませんでしたが、ネットは問題ないのでフェイスブックなどで国内外の友人らに情報交換をしました。

道路はいつもよりも混んできます(この時間、やや空いてきました)。時折パトカーや消防車、救急車が通り過ぎています。

今日は寝られるかどうか分かりません。妻子は寝かせました。しかし今でも余震が続いています。

とりあえず備忘として。

SD110311 碧洲齋