不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

もちろん(餅論)

昨年から餅作りが恒例行事になりました。 道場の最古参弟子(兄弟子)の家が兼業農家で、昔から年末は餅作りをしていたのですが、年々人手が高齢化してきて、とうとう去年から同門に手伝ってもらうようになりました。 ちなみに私は薪をくべる係です。これはかなり重要な役割だそうです。 アウトドアが好きなので割に慣れています。 しかし餅米の総量は50キロ!です。 最初はといでおいた餅米を十分に水に浸しておきます。 その後、それを蒸し器に入れます。
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(いったんザルに移しているところ) で、一番下には釜を置き、ぐらぐらとお湯をたぎらせています。 そして2段分の餅米をセットします。 これは均等にむらなく蒸し上げるにはちょっとしたコツなどがいるのです。
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出来上がるとこんな感じになります。
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それを今年から使うことになった大型の電動餅つき機に投入し、2.3回ほど流すときれいな餅が出来上がります。この写真では伸し餅用の袋に入れています。
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伸し餅ができると、お米屋さんでも売っているようないつものやつになります。あ、関西では伸し餅ってあまり一般的じゃないんですよね。昔、四角い餅を見せたら驚かれました。あちらでは丸いのが一般的だとか。(道理で関西人の皆様は人間が円いはずだ(笑))
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鏡餅はこんな感じに作ります。私はやりませんでしたが息子はおもしろそうに作っていました。意外に作るためにはなかなかの技術が必要になります。
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できるとこんな感じになります。思えば私が幼少の頃は今と違ってプラスチックに蔽われた鏡餅なんてなかったですね。
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辛み大根味。できたてはとにかくうまい!その他、2種類ほど。
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で、その後は釜のお湯がもったいないということで、ここでは地元産のうどんが作られます。さっぱり味でとてもうまいのです。
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私も息子も腹一杯になり、息子は帰路、車内で爆睡していました。 SD101226 碧洲齋