不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

楽をしよう・・・

「褒め、認めてあげる家庭を」 夜回り先生・水谷さん、左京で講演

 「夜回り先生」で知られる元高校教諭の水谷修さん(54)が2日、京都市左京区の洛北中で講演した。少年非行や引きこもりと向き合う日々を紹介し「子どもは優しさを待っている。褒め、認めてあげる家庭を作ろう」と訴えた。

 水谷さんは京都市内でも深夜の巡回をしており、19年間の経験から「不登校や非行に走る子には、幼いころ親の激しいケンカにおびえていた共通点がある」と持論を語った。

 講演会は、保護司らでつくる「社会を明るくする運動」左京推進委員会が催した。地域住民ら約350人が真剣に耳を傾けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100802-00000019-kyt-l26

欧米の教育がいいというわけではありませんし、親が子に手を挙げる事も場合によっては否定しませんが、「褒める、認める」ことは間違いなく日本では市民権を得ていないように思います。褒めるとつけ上がったり、増長漫になったりすると思っているようです。日本人は万事控えめ、謙虚を良しとしていますから、特にこういう事は控えるのでしょうね。私の周りにも褒める教育は問題外、嫌う、という人が少なからずいますが、

しかし子供から大人までこれは非常に効果大です。タイミングよくちょっと褒めればいいのです。それによって本人はもっと喜んで努力します。そしてもっとよくアドバイスを聞きます。教える方も楽なのです。私は楽をするのが大好きです。身体を動かすことを生業にしていたり趣味にしている人の中には「M男君」や「M子さん」が結構いますが、これは正直よいとは思えませんね。人類の歴史を見ても、発明の類は皆、楽をしたいが為である事は明白です。さすれば楽をするための努力はなかなか実を結びやすいのではないかと思う次第です。

SD100805 碧洲齋