・・・っていうきざなセリフを、本人の前で真面目に吐いてもよいと思う女性がこの世にたぶんひとりいる。
・・・・・・・・・それは妻だ・・・・・・・・・
と、思った方、あなたは振り込め詐欺に注意した方がよいだろう。
私の場合、それは「ちーちゃん」である。
武芸者として心の底から「守ってあげたいっ!」と思わせてしまう、少女のような女性なのだ。
かわいい。けなげ。清純派。可憐だ。
これらの言葉はまさに、「ちーちゃん」のためにあるようなものだ。
彼女ほど悲劇のヒロインが似合う女優はいない。
彼女が悲劇のヒロインとして登場するたび、胸が痛む。
で、何だっけ?
ああそうだ。昨夜、友人と「必死剣 鳥刺し」を観賞しました。
ん~残念ながら「鬼の爪」は超えられなかったようだ。
どなたかがどこかでコメントしていたが、前半はちょっとホームドラマっぽい感じ。
しかもクライマックス、いくら何でもあの状況では誰かが何かを言うだろうが。
今の日本の世相を反映して皮肉っているのか、侍は命令にバカ正直なのか。
私はどうもその辺り、納得しかねる。
とはいえ、全体の造りや演出は見事だった。
「ちーちゃん」の出番が多かったので何でも許す。
主演、誰だっけ?ま~いいや。
あの控えめな仕草、和ませる声色がいい。
でも良く考えたら彼女ももうすぐ30歳だよな。
(・・・そういう風に全く見えないところがよいのじゃ)
「ちーちゃん」とは女優 池脇千鶴の愛称です。
リハウスガールに登場してからずっと隠れファンでした。
なぜか悲劇のヒロイン役が多いような気がします。
そしてそれが似合ってしまうのです。
リハウスガールの初代はかの宮沢りえ。以後も坂井真紀や一色紗英、蒼井優などを輩出しています。変わったところでスティーブンセガールの娘、藤谷文子もいたりします。
やっぱり「ちーちゃん」いいなぁ、と久々に思わせた映画でした。
SD100801 少し壊れている碧洲齋