不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

自我地獄

己があるという錯覚を痛みを伴って持つ。

一切の痛みの故は外にあると錯覚する。

そして眼耳鼻舌心意全て自ら閉じ、

癒しを求め道を行く。

壁に当たるも人に当たるも己は故なき痛みを覚えるのみ。

怒りと憎しみだけが増す。

その炎は黒く業火のようだ。

SD100824 碧洲齋