不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

3人ツブしかけた

元々タイトルは「3人殺しかけた」でしたが、ちょっと勘違いされたら怖いので止めました。

昨日は我が門下の稽古をしました。

人数が少ないので、指南と言うよりも私も加わって稽古しました。

故あって予めその日はキツ目にしますとは申し渡していましたが・・・。

日頃の運動不足がたたった、というのは言い訳にはなりません。

中には毎日ジムに通っているマッチョな門下生もいるのですから。

1人はダウン、1人は倒れる寸前、一番長い門下生がフラフラの状態(でもなかったかな)。

私は攻撃の手はゆるめません。ちゃんと避けなかったら骨に異常をきたす程度には突きます。

びびっていましたが、稽古では殺さない程度の出力に抑えてあります。

投げるときは観察できる程度の余地を残し、少し手加減します。そうしないと大けがをしますから。

連続して休みなく技をかけます。しかも左右共に。

疲れ切って力が抜けきったところが最高の動きをするものです。

また、その時が一番、力の抜き加減が分かるというものです。

当流の稽古を傍から見ているととてもゆっくりに見える、という方もいらっしゃいますが、実際やってみると傍から見ているのとだいぶ違います。まあ、ボクシングなどでも見るのとやるのとでは違いますけどね。

とりあえず走り込んでジムに行っている門下生でもフラフラになるような稽古のようです。私のところは。

もちろん毎回そんなことはしませんけど。

個人的にはキツ目に言って5割出力、甘めに言って7割出力でしたが、みんなよくがんばったと思います。

でもできたら1年に1.2回はこのぐらいの稽古を1日3.4セットぐらいする合宿をやってみたいと思います。

フフフ・・・と稽古の後に上記について述べたら、皆黙って引いてしまいました。

甘い、甘すぎる。武芸者の道はそんなものじゃないんだ。

もっと燃えて欲しいっ!

さぁ~て、準備万端!(ん?)

SD100708 碧洲齋