最近、YAHOO知恵袋とか読んでいると、どうも人を見る目がないばかりに面倒なトラブルに巻き込まれていることが多いように思います。
こんな時代だから、気軽にネット上で相談できるからなのか、トラブル自体が増えたのか、その辺りは分かりかねますが、私が読んだ限りでは人を見る目がなさ過ぎのように思います。
人と人のコミュニケーションや観察眼を訓練することがなくなってきたためではないかと踏んでいます。
私だって結構失敗はします。が、人物観察眼は稽古の一環として、結構力を入れているつもりです。
これができると、実戦の場ではかなり楽になります。
人にもよりますが、稽古場に入ってきて、歩いて所定の所に来て、着替えて、始礼して、準備運動と受け身を終え、さて稽古相手と組む段になるまで、私はなるべく観察していますが、かなりの力量が分かることが多いです。(外れることもありますが)
襟を掴んでから稽古相手の力量を知ろうなどと言うのは無知というか無防備というか、武芸のなんたるかを理解していません。正直、武芸以前の問題です。
相手に無関心になっている人が多いという風潮がそうさせているのだと思っています。
先入観や固定観念という色眼鏡で相手を見ることはよくありませんが、同じくらい相手に関心を持たないのもよくありません。
せめて先入観や固定観念を持つなら、性善説を採りたいところですね。
と、思った次第でした。
SD110517 碧洲齋