不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

餅つきのこと

今、妻の実家のある岡崎市に来ています。

昨日は単身自由の身だったので、神社仏閣めぐりををしました。

それは後日。

ある寺を訪れた際、寺のとなりの家では餅つきを始めていました。

老夫婦が二人しかいないようでしたので、

助っ人を申し出たところ大変喜ばれました。

一番最初から餅を突くのは初めてです。

老夫婦が突く予定だったので臼の位置が若干低かったのですが、

体術を使うと思えばよい稽古になりました。

老夫婦は「本当に初めてですか?ちょっとそんな風には見えないんですけど・・・」

その言葉は武芸者としては大変ありがたい言葉でした。

臼は彼らのおじいさんがいた時代にはすでにあったものだとか。

本当にこういう伝統は守っていきたいですね。

その寺は「鳥居強右衛門」という義士の墓所があるところです。

彼の類を見ない強い心にあやかろうとして参拝しました。

ご興味のある方はネットで探してみてください。

餅を入れたうどんは「力うどん」。

餅を転じて「持ち」。

寺と墓所を参拝したご利益でしょうか。

少しだけ烈士「鳥居強右衛門」の「力を持たせて」いただいた気がします。

SD091231 碧洲斎

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