不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

2012-11-07から1日間の記事一覧

忍城 -正木丹波守のこと-

私は数年前に成田氏が主だった頃の忍城家老、正木丹波守利英を知ったときから彼に興味を持ちました。 槍の名手であり、忍城攻防戦後、臨済宗の寺院を開基した辺り、何となく親しみを感じました。 私自身、槍もヘボいですし、禅もちょっとかじった程度ですが…

忍城 -甲斐姫のこと-

相生の 松も歳降り 桜咲く 花は 深雪の 山ののどけさ 甲斐姫、忍城攻防戦を過ぎること8年、26歳の時に醍醐寺で開かれた茶会の席で詠まれた歌です。 私は専門家ではないのですが、これは多分、「相生の松も年月が過ぎ去り、咲いている桜の花は美しい雪の如く…