不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

岩槻まつり

岩槻まつりは毎年8月下旬に開催される、県内では比較的大きなお祭りのようです。

さいたま市岩槻区(旧岩槻市)は人形の町として知られており、ひな人形や5月人形など、伝統的な人形の製造が盛んです。

今回、初めて自前甲冑武者の募集があり、同じ埼玉県でしかも近いので参加することにしました。

しかし今回、悪天候の予感・・・

天気予報を見ると50-60%。

とはいえ家から40分足らずなので、集合時間14持に合せて12時過ぎにゆるりと出立、13時前には到着しました。

現地は小雨がぱらついていました。

今回の甲冑仲間からの参加者は銀月斎殿とお頭殿と私の3人。

今回は東北六武将として6人取りそろえたかったらしいのですが、公募から時間がなさ過ぎでしたね。

ゆるりと装着し始めると・・・

「碧洲齋さん、今回”伊達政宗”役、お願いしますね。」

「え・・・?」

ほ、他におらんのか?

いないようだ・・・。

エラく長い半月の前立てを渡されました・・・。

(それよりもずっと長大な半月前立てを持っている甲冑仲間もいますが・・・)

そして眼帯・・・。

そうだよね、長大な半月前立てと独眼がトレードマークなんだよね。

どちらもお頭殿が作ったもののようですが・・・。

前立て、長すぎ。

左側をよく注意していないとぶつけます。

何せ肩幅よりも広いんですから。

眼帯!

いや、確かにキャプテンハーロックにはあこがれましたよ。

隻眼はカッコイイです。

しかし実際に眼帯を付けてみると不便なのなんのって。

もともと甲冑を着て狭い視界に眼帯を付けるともっと狭くなります。

眼帯には小さい穴が何個か明いてはいますが、ほとんど見えないのと同じです。

しかもプラスチック製なので汗が結露してきました・・・。

そうか、伊達政宗役ってこんなに大変だったのか。

だいたい私の胴丸も伊達の家紋じゃないんだよね。

ま、そこまで気にする人はいるのか?

(いや、いるでしょうけど)

今回は珍しく黒い陣羽織にしました。

いつもは甲冑仲間の将軍様とかぶらないように白金の方を着ているのですが、この日はそういうことは気にせずにいられそうです。

面頬の輪っかは大成功でした。

ものすごくしっくり来ます。

(今回、そのおかげで眼帯が直しにくかった!)

しかし簡単に外せないのが不便ですね。

あちらで用意した甲冑の方1人が何と太刀がない。

どこのミスなのか分かりませんがあまりに可哀想だったので、私が持参した槍を貸しました。

やはりというか何と言うか、感心したのは武将以外の公家衣装の面々。

他のお祭りよりもダントツで質の良い着物を着ています。

私は素人ですが、素人が見ても随分とよい素材の着物のようでした。

また化粧も素晴らしい。

女の子たちなんか小学生から大人まで、本当に美しく仕上がっていました。

思わず凝視してしまった。

これも他のお祭り以上のクオリティでした。

人形の町だから、他の祭りよりはこの辺りのクオリティは高いんだろうなと、想像していましたが、こんな素晴らしい仕上がりにはほとほと感心しました。

今回はバタバタしていたので写真がほとんど撮れませんでした。

雨は少し降っていましたが、車でスタート地点まで移動、そこで記念写真などに応じながら雨が弱まるのを待ち、予定時間を約20分ほど過ぎてから進発しました。

町の規模は行田市と同じなのですが、人がもっと多いので大変でした。行列をよく見ようと観客が詰め寄ってきます。

テレビカメラとかもありましたよ。どこかで映されたのかな?

ゴール地点は区役所前。

驚きました。実物大の雛壇があります。

で、もっと驚きました。内裏雛(いわゆるお内裏様とお雛様)は今年結婚した、区内在住の本物の夫婦なのです。どうやら抽選のようです。

壮麗ですよ、実物大は。1人1人が本当に美しかったです。天気が悪かったのが残念でした。

その実寸大雛壇の一番下に我々計6名の武将が立ちました。ん~全然場違いですな。

で、一応、この武将はどこどこの武将とかの説明。

雛壇に立つ人たちも含め、実名で紹介されてしまいました。

(この業界では武者風ハンドルネームが基本とは教えておきましたよ・笑)

最後に勝ちどきを上げました。

音頭は私が取りました。

東日本大震災復興を祈願して、勝ちどきを上げる! 者どもよいかぁ~っ!」

「お~っ!」

「抜刀!」

「エイエイオー x 3」

と大勢の観衆の前で雄叫びを上げましたが、たまには気持ちが良いものです。

その後、同じく幾つか記念撮影に応じた後、着替え、仕出し弁当をいただいた後に改めて露店街に繰り出しました。

ちょうど御輿も多数戻ってきたので、結構賑やかでした。

が・・・

「え?・・・」

露天商たちがバタバタと片付けている様を観て、私とお頭殿はぎょっとしました。

通常、21時まで道路は封鎖されているらしいのですが、今年は19時までとか。

で、繰り出した時間が18時半でした。

慌ててもつ焼きを買っただけでした。残念。

区役所の駐車場では東北地方山形県の特産品、なんとか茶豆が200円で売っていたので買いました。

うちはビールとかあまり飲まない割にはこういうものをよく食べます。

で、その後、帰路につきました。

SD110822 碧洲齋