不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

哀しき国

私は30年以上前から結構海外には行っている方ですが、実は訪れている国の数自体は大して多いわけではありません。
滞在が数時間のトランジットを除くと;
アメリカ(本土とサイパン島)
オーストラリア
ロシア
中国(本土と香港)
ニュージーランド
ドイツ
ギリシャ
トランジットだが韓国仁川空港に丁度24時間
せいぜいこんな感じでしょうか。仁川空港を入れてもたったの8ヶ国。
私の場合は繰り返し同じ国に行くことがほとんど。

国際空港には2種類あるのをご存じでしょうか。
その国に入国した際にも出国時と同じような保安検査があるかないか。
上記で言えばアメリカとロシアと中国はあります。
それ以外は入国審査を終えて預入荷物を受け取ったら終わり。もちろん日本の国際空港も同じです。

つまり入国時にも保安検査をする国は、そういう不安や恐怖を常に抱えている国ということ。
例えばアメリカなどは保安検査時は信じられないことに、ベルトはもちろんなんと靴まで脱がねばなりません。最近は行っていないのですがうんざりさせられることです。
一体全体何をそんなに怯えているのか。海外からのテロに狙われるような国家だということは世の中の安寧に寄与していないとも言えるのではないか。アメリカもロシアも中国も、大国でありながら(ま、結局ロシアは大国ではなかったですが)いつも何かに怯えていなければならない。
米国在住の日本人友人も日本にはない異常さがあると言っていましたし、中国に駐在していたことがある同僚に尋ねても似たような答えが返ってきたことがありました。ロシアには計10回行っていますが、街で見かける警察官の立ち居振る舞いを見ていると(決して全員ではなく一部ですが)、とても法治国家には見えず。
・・・こんな国が国連の常任理事国をしているという事実は、気分を暗澹とさせるには十分ではないでしょうか。

日本はこのような哀しき国にしてはならないと毎回思う次第です。

令和五年皐月六日
不動庵 碧洲齋

コロナ渦中に刷新された成田空港の保安検査場