今月初めに漸く念願の稽古用ジョイントマットをAmazonで購入しました。
サイズは1m四方とそれなりに大きいものを計20枚。金額は40000円近くしましたが、ポイントを使ってかなり出費を抑えることができました。
この手のアイテムを購入したのは初めてですが、それなりに苦労があり大変でした。
まず購入時、10枚ずつ箱に入っていたのですが、更に1枚ずつビニール袋に小分けされていました。これだけの量だとトータルで結構な量のビニール袋が出ました。今思うと家のゴミ袋に使えば良かった(笑)
またマットの縁のでこぼこをフラットにするためのパーツも付いてましたが基本不要なのでそれも処分。ビニール袋と合わせて結構な量になりました。
梱包されていた箱がシングルカートンでやや脆かったのですが、逆にこっちは稽古場で保管しておくために頑丈であってほしかった(笑) 仕方ないので持参したガムテープであちこち角を補強したりしましたが、それでも強度は今ひとつです。
それなりに大きなものなので毎回持ち帰るのはほぼ不可能、幸運なことに今使っている町内会の会館は十分な広さの倉庫があって常時置いておくことが許されました。倉庫が狭い場合はまず不可能です。
問題はここから。ウレタンやゴムなどは製造時、型に材料を流し込んで冷やして取り出すのですが、その時に型にくっつかないように型には予めシリコン剤が塗布されているそうです。それによって製品が簡単に型から離れるとか。メーカーによると思いますが、私が買ったジョイントマットはどうやらシリコン剤がべっとり付いたままビニール袋に封入されていたようで、マットを敷いた会館のフローリングがかなり滑るようになりクレームになってしまいました。
無知だったので最初はシンナーやオレンジエキス入りのクリーナーで拭いたりしました。床に関してはオレンジエキス系クリーナーでも十分に落ちましたが、問題はマット。滑らないように小さな凹凸があり、押しつけながら拭かないとシリコン剤が取れません。また1回目に持参した洗剤でうまく落ちなかったため、Amazon経由でメーカーに問い合わせたところアルカリ電解水で拭けば落ちるとのこと。早速Amazonで濃度の濃いアルカリ電解水を買って試しました。
1回目はスプレーで吹き付けてから行いましたがあまり落ちず。
2回目は布にたっぷり含ませてゴシゴシやってかなり落ちました。それが昨日のことなので次の稽古で完全に落ちていればOKです。
その途中で色々トラブルがあり、出禁になりそうなシーンもありましたが何とか難を逃れたものの、この次しくじったら出禁はないにしてもマットしよう禁止になると想像できるのでしばらくはアルカリ電解水と掃除道具一式を持参して稽古した方がよさそうです。
シリコン剤は多分、製品保護のためでもあるので恐らく剥離して販売することはなさそうな気がします。できたらシリコン剤を取り除いて販売してほしいんですけどね。繰り返しますが、そのまま使うと手足や胴着に付着して面倒なことになると思います。
以上ジョイントマットの顛末です。これから購入される方はご参考ください。
私が買ったのはAmazonで販売されているBODY DESIGNというメーカーの1m四方厚さ1.5cmのものです。恐らくこのサイズでこの厚さの製品は一つだけのハズです。(色は複数あります)10枚単位で売ってますが、単価計算すると1枚大体2000円です。
他に3cm厚のものも売っているのですが、単価が7000円にもなりかなり高価です。しかも重量も更にあると思います。普通に武道などの稽古に使うならこのBODY DESIGNのものがよさそうです。
令和五年如月二十八日
不動庵 碧洲齋