不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

富士山観光

昨日は有給休暇を使ってハンガリーの友人と富士山周辺に行ってきました。
海外の友人が来ると割と良く行くのでもうこの観光コースの場合はカーナビも必要なく(笑)
あの機械は間違いなく旅の情緒を破壊する。

7時に草加駅で待ち合わせました。
いつもは費用をケチってレンタカーは軽自動車ですが、さすがに今回は四駆でスタッドレスタイヤ付のリクエストを出して、結局スバルにしました。
初めて乗りましたがさすがです。あちこちのセンサー類がうるさかったというのはありましたが、乗り心地は素晴らしく、戦闘機のコックピットにいるような感じでした。

例によって東京を抜けるのに時間がかかり、山中湖奥側に到着したのは予定を30分過ぎた10時、往路に3時間もかかってしまいました。湖畔にはほとんど人はおらず、湖面は凍結して雪が積もっていました。雪が積もっているのは初めて見ました。
あいにく快晴ではありませんでしたが、富士山の偉容は見ることができました。
しばらく友人と眺めていると突然雷のような轟音が響きました。しかしそれにしては音がしたところがずいぶん低くて妙です。2回目でようやく理解しました。恐らく陸自の演習で大砲を撃ったのだろうと思った次第です。前に総合火力演習を見学したときにも同じような音を聞きましたから間違いないです。戦車ではなく野砲ですかね。複数の。時節柄訓練はしておいた方がいいと思った次第です。

その後、忍野八海を周りました。古民家とお土産です。土産店で水わらび餅を見つけました。帰宅後に食べてみましたが、普通のわらび餅よりも柔らかくゼリーに近い食感。少なめのきな粉と黒蜜で食べますが大変おいしかった。

その後は北口本宮冨士浅間神社に行きました。何度行ってもこの壮麗な神社には畏怖の念を覚えます。空気の清浄さが尋常ではないです。同門もひたすら感心してました。

それから富士山北側をぐるっと回り、本栖湖の入口に来たところでランチ、ようやく「ほうとう」を出しているレストランがありました。季節的には観光客はまだそれほど多くはなく、忍野八海の土産店でも人は多かったものの、繁忙期とはかけ離れた感じでした。
「ほうとう」腹一杯食べてから本栖湖奥の千円札の景色を見に行きました。あいにくと富士山の頂上の雲がずっと離れず、千円札の景色にはなりませんでしたが、それでも大変美しい景色でした。

それから更に西側を走り、白糸之瀧まで。ここもなかなか圧巻の瀧で特に奈津に行くと涼しい。以前の古い感じの土産店街が大幅に変わっていて、洒落たロッジ風の店が数軒、点在するような感じになっていました。観光客はまばらでしたが欧米からきたと思われる家族連れの観光客もいました。

そこから富士宮市を通って帰路に就きましたが、やはり往路と同じく3時間ほどかかった次第です。外環が全線開通したら本当に楽なんだけどなぁ。

防寒用に重装備を持っていきましたが思いのほか寒くなく、逆に心地よい寒さでした。寒かったのは本当に朝だけです。
草加から日帰りで富士山を観光するとなると大体こんなルートになりますが、出発時間を早めて帰宅時間がもっと遅いのであればもう2箇所ぐらい立ち寄れます。
昨日は一日中ずっと英語で会話していたのでいい脳の活性化になりました(笑)

令和五年如月二日
不動庵 碧洲齋

この時だけ頂上が見えていましたが、これ以後はずっと頂上付近に帽子雲がかかっていました

忍野八海の古民家

北口本宮冨士浅間神社、やはり入口が壮麗です

本栖湖入口のレストランで食べたほうとう定食。汁まできれいに飲み干して頂きました(笑)

惜しい!でもハンガリーの友人はこれでも喜んでいました

白糸之瀧

水わらび餅、大変おいしかった。